やっぱり、私はあなた
「私…私が手伝う」
ユイの優しい声は、なぜか私に必要な自信を与えてくれた。
「でも…君には無理じゃないかな…」
「ロボット工学なんて何も知らないって思ってるの?」
「だって君って…化粧とか好きな女の子だし」
「違…違うよ!そんなこと好きだからってバカじゃないんだから。入学試験に合格したんだよ」
「それはそうだけど…これは電子工学とかの話だし」
「知識はあるって言ってるでしょ」
「でも…どうして?」
「言わない。でも知ってるの。だって…私は…私はあなたなんだから」
その言葉で私は彼女を完全に信じることにした。目の前の少女が普通の女の子じゃないことを思い出させてくれた。目の前にいるのは、私自身なんだ。
「わかった…君を信じるよ」
「まあ、これは自己愛が高いってことかな」
「黙ってお姉さん」
こうしてユイの部屋の片付けは終わった。とても疲れる作業だったけど、普通の部屋が全て片付くととてもきれいになった。母がみんなを夕食に呼び、美味しい夕食の後、夫の家に帰る姉を見送った。正直言うと、姉に会いたかったんだ。
数日が経ち、信じられないことにユイは電子工学にとても詳しかった。知らないことも多かったけど、私の説明をすぐに理解した。間違いなく、彼女と私は同じ人間なんだ。
「わあ、これってこうやって動くんだ」
「そう、気をつけてユイ。これらの部品は鋭いからね。この部分全体を交換しないと」
「どの部分?」
「ここにあるX3基板だよ」
「X3?」
「うん、他の基板を組み合わせて作ったものだと思ってくれ」
「つまりあなたの発明なの?」
「そうだね。基板っていうより抵抗器とコンデンサの組み合わせだけど」
「この部品を別のものに替えて、ここに抵抗器をつなげば同じ結果が得られるよ。それにこれを外してこれをつければ、回路をより効率的にできるし、それに…」
【彼女の話し方を見ると、これをよく知っているのがわかる。でも彼女が何かについてこんなに楽しそうに話すのを見たのは初めてだ。彼女と一緒に過ごしたのは数日だけど、彼女と私は同じ人間で、何が自分を幸せにするかはわかっている】
「聞いてる?」
「ごめん、ちょっとぼーっとしてた」
「もう、いいよ。この調子なら週末までに終われそうだね」
「うん、順調だよ。願わくば…願わくば…うまくいきますように。君が家に帰れますように」
「私もそう願ってる」
数日が経ち、ユイと私は見事に機械を完成させた。今回はユイのおかげで機械を最適化できた。だから雷の衝撃を受けても、今回は回路が焼き切れないだろう。ただし、ポータルを開くのに必要なエネルギー量を減らすことはできなかったけど。
「よし、できた。記録的な速さで再構築して最適化できたなんて信じられない。ユイ、君はすごいよ」
「もちろんだよははは」
「よし、明後日が姉さんが言ってた雷雨の日だ。準備はできてる?持って帰れるものは何もないけど」
「大丈夫。自分の世界に帰れるだけで私には最高のことなんだ」
「わかった。もう遅いからユイ、部屋に戻ったほうがいいよ。明日は学校最後の日だし」
「そうだね。おやすみ、良い夢を」
ベッドに入りながら、ユイが家や学校に来てからの数日間のクレイジーな日々を考えた。特に学校では、全校一可愛い子と付き合ってるって理由でみんなに嫌われてたけど、私の日々はより平和になった。彼女がいることで守られているような気がした。本当にユイがいなくなると寂しくなるよ。ユイがいなくなった理由をでっち上げないと。それに沢田にもね。彼は本当にユイに興味があるみたいだった。でも考えてみれば、親友がある意味で私に恋してるって変な話だな。考えすぎかな?結局のところ、ユイはとても可愛い女の子で、彼女と私が同じ人間だって誰が思うだろう。
そして夜が明けた。いつもと同じエネルギーで目を覚ました。今日がユイの学校最後の日だと思うとさらにね。
「さあユイ、学校に行く準備はできた?」
「うん、行こう」
学校の一日は比較的平和に過ぎた。授業の終わりに、みんな月曜日に会えるのを楽しみにしながら別れを告げた。親友の沢田がユイを呼び止めた。
「ちょっと待って、週末予定ある?」
「うん、ごめん。週末は予定があるんだ。多分マコトの家で過ごすと思う」
「あ、そうなんだ。じゃあ問題なければ家に遊びに行くよ」
「ねえ沢田、その日は雨が降るかもだから、家にいたほうがいいよ」
「心配しないで、父に車で送ってもらうから。幸い車を持ってるんだ」
沢田の土曜日に家に来たいという願いを断ることはできなかった。まさにユイを家に送り返すためにポータルを開く日だ。正直なところ、沢田の存在にはなんとも言えない嫌な予感がする。家に着くと、ユイと私は沢田が計画を台無しにしない方法を考えた。
「さてユイ、計画は?」
「計画?」
「君は言い訳作りの専門家だろ?ここでは沢田が来ないようにする緊急計画が必要なんだ」
「わからないけど、彼が来る直前に出かけたって言えば、急な用事だと思ってくれるんじゃない?」
「じゃあそうしよう」
「ところでマコト…」
彼女の顔を見ると、いつも美しい星のように輝いている。
「なんで私が言い訳の専門家なの?私が嘘つきって言いたいの!?」
そうだった、彼女も家族の女性の一人で、家族の女性は姉のように簡単に怒るんだった。
「違う…私はただ…へへ…それはつまり…へへ…」
「そのバカみたいな笑い方やめて!」
「ところでユイ、今まで聞かなかったけど、君の世界には沢田はいないの?こっちと同じように女の子にモテるクールな奴じゃないの?」
「それがね、その…」
「みんなー!ご飯よー!」
ユイが何か言う前に母が割り込んで夕食に呼んだ。そしてすぐにその話題は忘れられた。ユイに別れを告げ、部屋に戻って眠りについた。明日は面白いことがたくさん起こりそうな気がする。
同じ月に2つの章?それも同じ週に投稿?もちろんです!私は書くことが大好きで、これからも書き続けます。この章を楽しんでいただければ嬉しいです。次章が最終章になるかもしれません…なるかならないかは?




