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第66話 出自

『今の君の容姿に瓜二つの貴族が何人か存在する。』


そっか〜?


「執事長様、私はそんな事には興味は有りませんからね?

私は拾っていだいた孤児院と伯爵家と、助けて頂いた五月様にしか興味は有りませんから。」


「………そうか、わかった。しかし、これからミーアが秘書として表に出るようになると、君のその容姿からかなり目立つ。必要な情報として聞いておいてほしい。」


「分かりました、お願いします。」


執事長様のお話は、かなり衝撃的だった。

可能性の話だと前置きされたが、十五年程前の某国の第一王子夫人の暗殺事件時に行方不明になった幼子がいて、もし生きていれば王位継承権は上位になるだろうと。


「その幼子が、私である可能性があると?」


「暗殺された夫人と今のミーアは、瓜二つだ。」


ふ〜ん?としか思わなかった私。


「私は私です。やっぱり興味有りません。」


「暗殺事件はまだ解決していない。実行犯もまだ分かっていないのだ。ミーアが暗殺者と首謀者にその存在が認められた場合、狙われると思っておいたほうが良いだろう。」


そうとなれば、返り討ちにしてやるからね?

やっぱり、強くならなければね!


女神様の為に!


「ミーアには、これを預けておく。」




傍らの古ぼけたケースから、取り出された、腕輪?


「利き腕にはめておくように。」

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