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第6話 終わりの日と、始まりの日 その5

グダグダになった飲み会は、私以外は翌日仕事なので10時過ぎにはお開きになった。


無事、アパートに帰り着き、鍵を取り出したところで違和感が。

開けたところで確信に変わる。入口と室内のウェブカメラに、バッチリ映ってましたよ、元彼が。勿論、クラウドとメモリーに保存して、裕子にメールしてから転送。


もう、どうでも良くなって、着替えをテキトーなカバンに詰めて、駅前のビジホの予約取れたのでイライラしながら向かった。


翌朝、スッキリしない状態で、弁護士事務所へ。裕子のお父さんにご挨拶した後、所属の若手さんと基本方針を話し合う。


私の要望は、年内決着、SNSの記事削除と謝罪文書の投稿と、元彼自身がSNS閲覧者へ直接面談しての訂正説明、慰謝料、全て是正されるまでの一日当たり毎日制裁金と、覚え書き交わしたあとに私の部屋へ立ち入ったことへの制裁、私への直接接触の禁止。


結果、内容証明を元彼自宅、実家、勤務先へ即日送ることで相手方の反応待ちとなった。


二日後、元彼が完全降伏したと若手弁護士さんから連絡が来た。予想より、かなり早かった。

職場への内容証明が、致命傷になったらしい。

なんでも、上司の目の前で内容証明を開封させられたとか。

個人的な争いは黙認できても、不法侵入は庇いきれないと懲戒処分予定で謹慎中とか。

返してもらったスペアキーの他に、もう一本作っておいたとのこと。

バカジャネーノ。


元彼実家からは、両親から連絡が来た。別れた事実だけ伝えたら、泣かれた。詳細は、彼から聞いてほしいとお願いしたが、会いたいと泣かれたので元彼実家へ向かった。

仕方なく、事実関係を説明したら、号泣された。泣きたいのは私だ!と叫ぶのはなんとか我慢した。

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