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第33話 覚醒? その7

シャワーではなく、お風呂を用意された。


それどころか、完全にお姫様扱いで、お付きのメイドさん達に全身を洗われマッサージされ、チョー高級そうな下着を複数用意されフリフリのドレスを選ばされ着せられ!!

なんで、靴まで選んで全部サイズかピッタリ合うのかな?!


仕上げに髪を結い上げられてお化粧の後、鏡の前に立たされた。


『これが、わたし?』


シンデレラになった気分だ。

このまま、夜会に行けそう?

カボチャの馬車は何処?

写真屋さん呼んで!お見合い写真撮って貰うんだから?!


メイド長さんに、このドレスは誰のものか聞いてみると、


「歴代のお嬢様達がそれぞれ作って、一度も袖を通さなかったドレスたちでございます。靴も下着も同様です。」


とのことで、さすが、お貴族様!全部取ってあるのね。


無事に(生き残)これたら、少し頂いて帰りたい!

コスプレにちょうどいいわね。

あっ、でも、一人では着られそうにない?

靴と下着だけでも、いっぱい貰って帰ろう!


どうして此処まで良くしてくれるのか聞いてみると、


「キャサリン様のお命をお救い頂いたのですから当然です。」


とメイド長さんにきっぱり言われた。

周りのメイドさん達も、ウンウンと頷いている。

キャシー、貴方、慕われてるのね。

羨ましいわ。


食事は、昼過ぎにも関わらずフルコースだった。

うろ覚えのマナーで、何とか乗り切った。

緊張して、味は美味しかったとしか覚えてない。

この後の事があるのでアルコールは遠慮して、紅茶を頂いた。

さすが、本場、美味しい。


食後、替えのドレスと普段着と靴とコスメ一式(どちらも、チョー高級そう!)と下着をそれぞれたくさんスーツケースに入れて持たされ、(メイドさんが運んでくれたけど)案内されて部屋へ戻り、当然スマホで自撮りしたのは言うまでもない!


部屋付きのメイドさんが、無表情の中にも目の中で笑っていたのを私は見逃さなかったんだからね!

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