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第28話 覚醒? その2

給油寄港地では、整備もあって半日程滞在。

機外へ出る手続きで、キャシーが先にひとりで降りた。


『ねぇ、五月様も気がついたよね?』


スノーが首を傾げながら私の頭の中に直接問いかける。


「うん、最近、私も、視えるようになったんだよね?微妙な話だから、向こうに着いて、落ち着いたら話してみるね!」


機内にクルーがいるので、私も口を開かずにスノー達に答える。


最近、念話?テレパシーかな?スノー達と離れていたとしても意思疎通できるようになったんだよね。


それに、どういうわけか、スノー達と一緒にいると、人の不調や不幸が解ってしまう様になったんだ。


キャシーを視て、解ったのは病気。

今話すことではないので、伯爵様の用事が済んでからにしよう。


「ラウンジだけ利用出来るようになったよ、シャワーしてから食事しよ!」


戻ってきたキャシーとラウンジへ。

勿論、使い魔達は姿を消して着いてきてます。


あっ、ここ、高級ラウンジだよね?

VIPとかファーストクラス用の!


「入る時、これを見せて!中で食事やサービス受ける時はカードリーダーにかざしてね。買い物以外は無料だからね!遠慮は要らないよ!買い物も、請求は伯爵様に行くから遠慮なく必要な物は買ってね!」


キャシーに渡されたのは、黒いカード。


そんな、恐ろしい買い物は出来ません。

これ、いわゆる『ブラックカード』だよね?


シャワーあびて、食事の後、お買い物。

機内が乾燥しているので、化粧水とクリーム、シルクの靴下と手袋とハンカチ何組かを遠慮なく買わせてもらった。良い買い物だった。


伯爵様、ありがとう!


使い魔達は、ラウンジ内を興味深そうに歩き回ってた。『誰にも見えないからってイタズラするなよ〜』と念話送ると、二人ともビクッと震えて戻ってきた。


危なかった。

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