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第15話 魔法陣 その4

改めまして、エド・ハワードです。」


カーテシーの真似事をしながら、


「五月です。宜しくお願いします。」


キャシーに目をやると、軽く頷いてくれたので、合ってたみたい。


場所は、昨日の大学図書館特別室。


伯爵様、たったの24時間で、文字通り、飛んでいらっしゃいました。


伯爵様の後ろには、若い男性が。


護衛か家令かな?


紹介されなかったので、護衛で合ってる?


モロ、私好みナンデスケド。


でも、今、去年から付き合ってる彼氏いるしな〜などと、余分なことを考えて呆けてしまった。


キャシーに促されて、テーブル席へ。


今日も、通訳をお願いする。


「貴重な資料を閲覧させていただき、感謝いたします。」


軽く頷く伯爵様。余分な口は開かないのかな。


昨日、スマホ越しに聞いて感動して、今日直に聞いて改めて感動した渋いお声をいっぱい聞きたいんだけど。


昨日封印した包みを伯爵様が確認した後、キャシーが封印を解いた。


表紙を開き、1ページ目中ほどを指し示す。


「伯爵様、こちらを読めますでしょうか。」


大きめに首を横に振る伯爵様。


キャシーにも見えないみたい。


やはり、私にしか見えないらしい。


「古代の大魔法について書かれているようです。古い時代の言語のようで、私には解らない部分もあります。」


伯爵様の、眉が、ピクリと動いた。


構わずに、話を続ける私。


最後のページを開き、


「こちらは?」


同じく、首を横に振る伯爵様。


「最後のページの後に、隠されているページがあります。」


今度は、目を見開いた。


もう一冊も、同じように説明し、裏表紙を見せながら、


「この魔法陣が、鍵になっていると思われます。」


伯爵様は、百面相かな?と思ったほど面白いお顔をされた。


何か、知ってるのかな?


心当たりあるとか?

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