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瞬華  作者: 彩川 彩菓
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十三話


背景 私の大切な親友へ


お元気ですか?あなたがこれを読んでいるということは、きっと私はもうこの世にいないのでしょう。

突然いなくなって驚かせちゃってごめんなさい…でもなかなか…伝える機会がなかったんです。


あなたと出会って二週間。本当に毎日が嘘みたいに楽しかった。

あなたが最初私に冷たい風を装う様子も私に勉強を教えてくれるあなたも…あなたの全てが愛おしくって、ずっと、こんな日常が続いてほしいって願ってました。



でも、



私がこの病院に来たのは実は先が長くなかったからなんです。最後のひと時を生まれ育ったこの街にある病院で過ごしたくって。それはわたしから両親への、最初で最後のお願いでした。


そして、ここであなたに出会えたことは。私にとってとても美しい思い出です。




だから




ありがとう。





美空夏海より










季節は…夏は、終わりに向かっていた。

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