1話
ゼロ「よし!転移するぞ!『テレポート』!」
ゼロがそう唱えるとゼロが立っている地面が光り出しゼロを包んだ。
ゼロ「よし!着いたな!ふーむ、ここがゲームの世界かステータスも一応あるようだな。『ステータス』」
ステータス
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帰ってください
ゼロ「ハハハ、今時のステータスは帰れと言うのか!面白いな!そういえばここの異世界の神に挨拶の一つもしてなかった!肉まん持って神界に挨拶しよう!」
ゼロが言い終えた瞬間真っ白な空間に景色が入れ替わっていた。そして何故かゼロの手には肉まん6個入りの箱が。
ゼロ「貴女がこちらの神か、確かミューゼとか言ったな?異世界転生者のハーレム野郎をボコボコにしにきたぞ!」
ミューゼ「確かに私の名前はミューゼですが、それをどこで…?いや聞くだけ無駄ですね、なんせ貴方はイレギュラー、並行世界も時間も関係なく移動できる神の中でも上位にあたりますものね。」
ゼロ「まあ、だいたいそう言うことだ!お土産の肉まんだ。神の手製だから美味いぞー?いらんなら俺が食うけどな!、ちなみに転生者のメンタルは100年経てば元どおりになるよう調整してやるから安心しろ!」
ミューゼ「肉まんは美味しそうなので頂きますが、うちの転生者はバトルジャンキーですよ?舐めてかかってやられることを強く希望しています。止めても無駄なんでしょうけど、あっ!」
ゼロ「じゃあ宣戦布告してくるから!終わって帰るときにはまた来るわ!じゃあの!」
そう言ってゼロは神界から消えてしまった。
ミューゼ「これが異世界から転生者を読んだ我々禁忌を犯した神達への罰なのでしょうか…」
ミューゼはゼロがいなくなった場所を見ながらそう呟いた。
ゼロは神界から戻ってきてすぐに伝達魔法を使い転生者に連絡をした。ちゃんと危機感を煽るように。
ゼロ「あー、あー、聞こえてますかー?エイトくんファミリーの皆さん、明日君達〜破壊しに行くのでよろしくね!今日来てもいいけど、近くの草原にいるから!よろしくね!」
それを言ったゼロは満面の笑みだった。先程ついでにエイトの屋敷を千里眼で見て嫉妬に荒れた。
今日中に来て欲しいと言う願いは叶ったようだ!
ゼロ「おー!きたきた!君がエイトくんか!よろしくね!すぐにやられないでくれよ?女の子は連れてこないでよかったの?」
エイト「俺に喧嘩を売ったんだ、覚悟はできてるんだろうな、黒狼『闇霧』」
エイトの隣に突然現れ狼は自分の周囲からゼロに向かって霧を発生させた。
ゼロ「おお〜いいね!相手のHPを1にするのか!じゃあこれで!『浄化の槍』」
ゼロは霧に向かって槍を投げた。神聖なオーラを纏った槍が霧に当たると黒狼の『闇霧』は一瞬で消えたがそこにはエイトはいなかった。
ゼロ「なるほどクールタイムが1時間以上あるとしても目くらましに使ったのね、そして今は精霊化をして一時的に能力を100倍にしてるのか。それでもまだ遅いね?」
エイト「そんなことはないさ、『華龍・一刀居合い!』!!」
エイトが技を発動するときにはゼロは武器を何も持っていなかった、はずだった。
ゼロ「『任意武器召喚 村雨」
エイトの放った技は技も何も発動していない刀に受け止められてしまった。
ねむい!




