高嶺のレイナ the girl is beautiful like a flower
【えんため大賞ビーズログ文庫アリス部門一次通過・二次敗退作品】
わたし・仁川レイナには友達がいない。ぼっちのわたしは誰にも「おはよう」を言うことなく、華の高校生活を満喫できないままだった。気になる人はいる。毎朝わたしよりも早くに登校している、クラスメイトの渡瀬くん。窓辺で風を浴びる姿が似合う、ちょっとミステリアスな男子。8月にある体育祭で、「姫騎馬」という特殊なルールが適用された騎馬合戦で、わたしはチームを組むことに(組まされることに)なった。長身つり目が怖い、後ろの席の西園くん。クラスのムードメーカー住田くん。そして例の渡瀬くん――友達0人のわたしの高校生活が、体育祭を期に、変わり始めた。
わたし・仁川レイナには友達がいない。ぼっちのわたしは誰にも「おはよう」を言うことなく、華の高校生活を満喫できないままだった。気になる人はいる。毎朝わたしよりも早くに登校している、クラスメイトの渡瀬くん。窓辺で風を浴びる姿が似合う、ちょっとミステリアスな男子。8月にある体育祭で、「姫騎馬」という特殊なルールが適用された騎馬合戦で、わたしはチームを組むことに(組まされることに)なった。長身つり目が怖い、後ろの席の西園くん。クラスのムードメーカー住田くん。そして例の渡瀬くん――友達0人のわたしの高校生活が、体育祭を期に、変わり始めた。