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リリス・サイナーの追憶  作者: Reght(リト)
第一章 少女の転生、神のゲーム
2/116

Prologue_Ⅱ


 彼女が妖艶な笑みを浮かべて、僕らの前に姿を見せたのは、百年ぶりだった気がする。

 もう覚えていない、そもそも存在すらしているのか分からないが、自分の信用のない時間を、かろうじて信用してみれば、多分そのくらいだと思う。

 久しぶりに会えた喜びを、どう表そうかと思っていたら、彼女は一言こう言った。


「久しぶりにゲームでもしないかね?」


 彼女と話せるのなら、なんだっていいんだ。

 そもそも、ゲームでもなんでも、勝負は君が勝ってしまうだろう?


「さて、今回はどうかな? 我にも予想がつかないんだ」


 どういうこと?

 神としての力が弱くなってるのかな?

 でも、君はいつも通りのようだけど。


「ゲームを高度なものにしたんだ」


 ああ、君が笑ってくれている。

 随分楽しそうだ。

 いったい何を始めるんだい?

 他の神も身を乗り出す。


 ゲーム? リリス・サイナーが? 女王が何を始めようと? 笑っているぞ、恐ろしい。 何も始めるつもりだ。 彼女の快楽のために、また付き合わされるのか。 おいおい、何する気だよ? ふぅん、それはさぞかし面白いんだろうね。 やろうぜ、折角だろ?


 五月蝿いなぁ、彼女が喋っているんだよ、黙らないか。

 同時になくなる声。

 やだなぁ、そこまで怖かったかい。

 ――――――――――それで、何のゲームをするの?


「人間たちを利用したものなんだ、聞いてくれるか」


 勿論だよ。





「名前を――――――――『エレジィゲーム』。異端者たちのゲームだよ」








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