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第六巻 無限落下

朝、マンションの下りエレベーターに乗り、スマホを取り出す。今日は一本乗り遅れなくて済みそうだ。おや、夕方からは雨らしい。そうだ、ログインボーナスを取っておこう。しかし遅いな。今、何階だ?そこにはありえるはずのない地下10階の表示が見えた。 #twnovel #無限エレベーター




「無限エレベーターへようこそ」その声は足元から聞こえてきた。艶やかな毛並みの黒猫が、置物のように座って僕を見上げている。「猫が喋るなんてありえない」「しかし私は喋っている。そして箱は落ち続けている」そうか、僕は堕ちているのだ、地獄へ向かって。 #twnovel #無限エレベーター




地下50階を過ぎた。エレベーターは止まらない。「貴方はもうこの箱からは出られません。その代わり、お腹は減りません。老いもしません。ただ永遠に落ちる旅をして頂きます」猫の瞳の奥が冷たく光る。「こんなの夢に決まってる」「えぇ、夢のようでしょう?」 #twnovel #無限エレベーター




海の底へと潜れば潜るほど、光は失われていく。それでも私は、植物の種が一粒入った小瓶を携えて暗闇を向く。海底の奥深くに、ダイヤの輝きと澄んだ空気に満ちた植物の楽園があるという物語を読んだのだ。そこでなら、この種も芽吹くかもしれない。それでもダメなら笑えばいいさ。 #twnovel




To let a strange seed sprout, I'm diving into deep sea aiming for the plant paradise written in a story. If it fails, just laugh. #twnovel

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