表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/67

第三十一巻 現代妖怪、此処ニ在リ

水木しげる先生に、敬意を表して。

その夜、或るツイッター小説に目が留まった。秀逸な怪談だが、知らない作者だ。その人のタイムラインを覗きに行き、固定されたツイートを読む。「あるTwitter小説を読んでいると、不意にPCの画面が消えた。変だなと思っていると、画面に反射した私の後ろに、長髪の女の顔が #twnovel




最近、僕はあるオンラインRPGにハマっている。多彩なジョブを選べるのが魅力的だった。僕は興味本位で、殺人鬼を選んでプレイしている。今日もなんとなく選んだ家に忍び込む。のろまな家人を脅かしてやろうか。思い切りドアを蹴破る。その時、僕の部屋のドアが吹き飛んだ。 #twnovel




ある動画を見つけた。若い男が、商品をレビューするように予言するのだ。「どうせインチキだろ」そうコメントした後で、男は言う。「今インチキってコメした君。バイバイ」続いてコメが流れる。「今回の死亡枠ktkr」「1時42分現在該当者なし」「マジで犠牲者キタwwwww」 #twnovel




夜、友人の家から帰る途中、道に迷ってしまった。スマホで現在地を知ろうとしたが、電波がつながらない。さっきまで市街地にいたはずなのに、いつの間にか道の両脇は田んぼ。その時、電話がかかってきた。友達かと思ったが、画面は非通知。着信音は、設定したはずのない黒電話の音。 #twnovel




スマホの通信速度が遅くなった、と感じたことはないだろうか?それはもしかしたらスマホ童子の仕業かもしれない。スマホ童子は、スマホに住み着く電子世界の妖怪である。タップした位置をずらすイタズラが大好き。でもスマホ童子が住み着くのは、純粋な心を持つ人間のスマホだけ。 #twnovel

妖怪のバトンを継ぐのは、あなた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ