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プロローグ
平坦な道。アスファルトの道。何度も通り続けてきた道。今まで惹きつけられなかった道に対して、今ほど興味がそそられていることはないだろう。なぜなら、血の花が咲いているのだから。血の花以外に形容のし難い、形容したくない赤黒いものが広がっているのだ。すでに持ち去られたとはいえど、いまだにくっきりと残る血の花が。多くの人は目を背けているが、私だけは目を背けられない。否、背けたくないのだ。日常が非日常に変わることなどそう多くない。自分の人生に大きな転機が訪れようとしている。一人で期待に胸をふくらませる。ただ、いつまでも直視し続けていると体調が悪くなってきた。やはり長時間も見るべきものではない。




