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ロストユースに青を知る  作者: 志結
予告とあとがき
82/83

《予告3》


今でも夢に見るのは、君の真っ直ぐな瞳だ──



「ねぇ、ちょうだい」


赤と水色の瞳を持つ、一人の少女。


「その心臓、要らないなら、私にちょうだい」


病院の屋上の、柵の向こう。

それが、俺と彼女との出会いの場所だった──。



「名前、燈夜くんとお揃いだね」


「君のおかげで、俺はもう一度、生きてみたいって思えたんだよ」


──俺は彼女と、秘密を共有した。


「大丈夫だよ、晟斗くん。私は多分、大人にはなれないから」


「……変だと思う? 俺のこと……。俺のこの気持ち……」


子供時代のかけがえのない日々を青春と呼ぶのなら、俺達の青春の象徴は、病室から見た赤い夕陽だった──。


「蒼くん、いつもありがとう。楽しくさせてくれて、笑顔にさせてくれて」


「当たり前だろ。なんてったって、俺はおまえらのお兄ちゃんだぜ?」


──俺は、神様に見放された日を知っている。


「翠くん、いつもごめんね。お父さんとお母さん、独り占めしちゃって」


「何言ってんのさ。そんなことより、早く元気にならないと」


一冊の小説のような、絵本のような、彼女の短い一生を綴った物語。


「よっしゃ! いくぞおまえら!」


楽器を掻き鳴らして、声高らかに歌う。

それは、今も変わらない。

天の彼女に向けて、俺達は奏で続けている──。


「俺達今日から、五人で『燈』だ!」



本編では語られなかった燈の過去と結成秘話を、彼らの視点で振り返る。

『ロストユースに青を知る』のスピンオフ、第三弾。



"これが……私のロストユース……"



【ロストユースに燈る赤】



現在執筆中



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