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ロストユースに青を知る  作者: 志結
予告とあとがき
81/83

《予告2》


愛だのなんだの、俺にはよく分からない──



「頼くんは優しくて、素敵な人だよ」


だから生まれて初めて、それに似た何かに触れた瞬間、錯覚してしまったんだろう。


「……助けて……頼……」


あいつには、俺が居なきゃダメだって──



「……なんだ、今の……。夢……だった筈だよな……?」


見えてしまう、見えざる者。


「妹がさ、俺達には居たんだよ」


見えてしまう、未来の悲劇。


「おまえが必死こいて傷付いたところで、誰もおまえを救わないんだよ」


それなのに、干渉することさえ許されない。


「……え……。ひなが……自殺……?」


──あぁ、神様は、なんて意地悪なんだろう。


「……この子は? ……このセンターの子。今日の発表会にいた?」


夢で見た、天使のような少年を見つけ、これで全ては上手くいく。

その筈だったのに──。


「なんでだ……なんで、何も起きないんだ……?」


まさか──


「おじさん、誰?」


葵瑞の影が無いことに、俺は少しだけ早く、気付いてしまった──。


「次こそは、よろしく頼むよ」


──俺はあくまで、傍観者だ。

だからこうして、託すことしかできない。


「ひな、どこ行くんだ?」

「頼。俺、迎えに行かなきゃ」


──いけない、連れて行かれてしまう。

俺の手から離れていく雛鳥は、もう、宿り木を必要としない──。


「……あれ……? なんで、7つあるんだっけ……?」



本編では語られなかった頼人の物語を、彼の視点で振り返る。

『ロストユースに青を知る』のスピンオフ、第二弾。



「気をつけて。いってらっしゃい」



【ロストユースに(そよ)ぐ紫雲】



現在執筆中



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