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ロストユースに青を知る  作者: 志結
予告とあとがき
80/83

《予告1》


物語はまだ、行間と余白を残している──



「……なんだ……これ……」


鳥居を潜れなくなり、ロストユースへと送られた、13歳の少年。


「誰か! 誰か! 俺の声、聞こえる人いませんか!?」


ループに囚われた彼の使命は、彼らを8月31日の死から護ること。



しかし──



「あんな子供にすぐ覚えられるようじゃ、私のプライドが傷付く。振り付け、もっと難しいのにするから。死ぬ気で着いて来て」


「クソっ! これも、これも、ストックしてたデモ全部ボツだ! 誰かさんのせいで、全部イチからやり直しかよ!」


その出会いは、最悪だった──。


「ねぇ、美生がお願いしてあげよっか。ファンのみんなに、『新メンバーに優しくしてあげて』って。だからあなたは、何もしなくていいの」


「君の嫌われよう、凄いね。『悪魔みたいな子』だってさ。あ、あと、僕のファンにファンサしたら、許さないからね?」


最低な大人達の、最低な生き様──。


「あっれー? 坊やまだいたの? 中学生はもうお家に帰る時間だけどー? 早くママのいるお家で、いい子におねんねしてなさい」


「ほら、こんなの平気だろ? なんてったって、期待の新人だもんなぁ? 強くて、勇敢で、ヒーローみてぇな存在なんだろ?」


だけど彼らの過去を知って、少しだけ、寄り添える気がしていたのに──。


「手を挙げろ! 死にたくなかったら、そのまま大人しくしてろ!」


その三日間は、二度と思い出したくない程、最悪だった──。


「ねぇ……。このまま、家に帰れないかもしれないの?」


「すぐ助けが来るに決まってんじゃん。僕らこれでも、日本を代表するスターだよ?」


バスジャックに遭ったロケバスが谷底へ落ち、外部と連絡が付かなくなってしまった七人。


「俺様の命が、おまえらと同等だとでも? いいから、食糧を全部渡せ」


「ふっざけんな! 血迷いやがって! 今ここで殺してやろうか! あぁ!?」


生き延びる為に始まった、サバイバルという名のバトルロワイヤル。


「こんなところで私の夢が絶たれるなんて、有り得ない」


「あたしは……勝者でいなければいけない……。だから……さよなら……」



本編では語られなかった17回のループの全貌を、葵瑞の視点で振り返る。

『ロストユースに青を知る』のスピンオフ、第一弾。



「俺は……幽霊の成り損ないだ……」



【ロストユースに白は凪ぐ】



現在執筆中


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