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帰還したら平行世界(べつせかい)だった  作者: ネコバーンナックル!
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現在、帰還中!

魔王”ジュドー”と三日三晩の死闘に勝利し、三年前に女神”サリース”に異世界<アーシタ>に召喚された時と同じ光に満ちた空間にいた。


異世界<アーシタ>に召喚された時は、エレベーターが降りていく感覚があったが、自分の世界に戻る時には、エレベーターが昇って行く感覚に似ている。この感覚が終わった時に、俺は無事に自分の世界に戻れるのか少し不安になる。


本田ほんだ たける、三年経ったから23歳。身長185センチ、黒髪の黒目。

20歳の時、大学の帰りの電車の中で異世界<アーシタ>に召喚された、漫画・アニメ・ゲームが好きなインドア派で普通の体格をしていた俺は、異世界<アーシタ>で三年間もモンスターと生死をかけた戦いを続けた結果、鍛え抜かれた体格になっていた。


「俺の世界の時間の流れはどうなっているのだろう?<アーシタ>と同じ時間の流れなら、俺は三年間も行方不明だった状態だし、<アーシタ>に召喚された瞬間のすぐ後ぐらいに出現したら、家に帰った時に父さんと母さんにこの体格の説明をするのも大変そうだ。猫の”チビクロ”は俺を見て絶対に逃げると思うし、困ったもんだ。」


俺は軽くため息をつくと、視線を少し上げ、光に満ちた空間に向かって叫ぶ。

「最初っから最後までダメダメなポンコツ女神め!お前、女神の才能ないよ!女神なん辞めちまえ!!」

冷静に大人しく自分の世界に戻ろうとしたが、女神”サリース”に対する怒りは収まらなかった。



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