第1話 転生機構シャルテアのバグ
転生機構シャルテア...人間に限らず肉の体を持っている存在とは切っても切り離せない存在であるそれは宇宙の端の端それか又は、遥かなる異界にポツンと存在する物かも知れないもしくは、物体として存在しているのではなく概念的な物なのかもしれないが兎に角肉の体を持つ者にとって切っても切り離せない関係にあるのがこの転生機構シャルテアだ。
神々が直接語り合う物語ではこの転生機構は自身が生まれるよりも遥か昔に存在していたとされているが、本当の話は誰も彼もが知らない...がこの効果について確実に分かっていることはこの世の輪廻転生を支配する存在である事は神々がとっくに解き明かしたが、この転生機構に一つのバグが生じた。
きっかけは些細な事だった。転生機構にバグを生み出した存在は1柱の神でありとある世界では転生神としてその世界における転生の概念を司っていた。
だがこの神は神と言うには歪で欠陥を抱えていたそれは自分以外の転生神を殺しつくして、自分が唯一の転生神となりたいという子供の様な自己愛が究極にまで至ったが故の欠陥でありこれはあらゆる世界の転生神を殺しつくして、転生機構にまで手を伸ばす程になったのだ。
本来であれば絶対に無い出来事であり例えるならば、何の能力も持たない文字通りただの昆虫である蟻が恐竜を絶滅させたと言われる隕石を軽く砕いたと言われた方がまだ信じられる出来事だった。
それでも転生機構を壊しきる事は出来なく転生神は何の因果か自分が輪廻の存在と成り果てたが、その影響で一つだけバグが生じて、本来転生機構を揺蕩う存在である魂が魂のままでゴーストとして生を受けたことだ。
あらゆる異世界の中ではゴーストと言う存在はいるが、それはそういう生物であると言うのが正しい死んでいる存在でも死んでいると言う状態で生きていると言う矛盾とも取れる挙動をしているが、それが正しいアンデットの在り方だが、これはゴーストとは似ても似つかない死んでいると言う状態で死んでいるが死んでいる状態で生きていると言う状態になった。
その渦中に陥った魂が正常な挙動をするわけも無くそのものはあらゆるものが欠陥状態に陥ったままとある世界トラルクに死んで堕ちたのだった。
「うっ...ここは一体?そして俺は...」
そう呟きながら俺は目が覚めたが、目が覚めた場所は洞窟っぽい場所で尚且つ足が無く体事態が半透明な所謂幽霊っぽい姿をしている事に足元?の辺にある水たまりが写した姿を確認して、一瞬本当に驚いたが直ぐに落ち着いた。
「人間信じられないよな事が起こると逆に落ち着くって聞いたけどこれって本当なんだったな」
そうして驚きと新たなる体を怖い位に早く適応してしまうんじゃないかと言う恐怖を感じながらとりあえずは、自分の記憶を洗い出してみる事にする。
「最後の記憶は確か...あぁそうだ確か信号無視のトラックに跳ねられたんだっけ?」
そうして疑問符を浮かべながら考えていていたがどうにもこの記憶が嘘なんじゃないかと思えてくる。それと言うのも俺のこの記憶を見てもいまいちこれが自分なのかなぁと言う感情と疑問に埋め尽くされていたからだ。
そうして考えていくがどうにも考えが纏まらずに一応問題は隣に置いておくことにした。それと言うのも今の目下の問題は、この場所の解明と俺の体はどうなってるのかと言う事で、一々記憶を整理だとか失われた記憶を思い出すとかしていたら時間が幾らあっても足りないし、ここが安全かどうかも分かっていないから早めに安全を確保しようと思った。
仮称だけれど前世の記憶によると洞窟には人体...この幽霊っぽい体が人体なのかはさて置いて人体に有害な毒ガスだとか、長時間暗闇にいると発狂するとか言う情報があり早めにどうなのかと言うのを対処しないと死にそうだからと記憶に関する問題は保留にしておく。
「まぁ人間時代?の記憶を見る限りでは、自分は結構特徴のない人間なんだなと言う事が分かりこんな事になる原因など自分にはさっぱり分からなかった」
さてと先ずは自分の身を守らないと行けないなぁこんな体でそれにこんな岩だらけの自分の位置が分からない場所に留まり続けるのは危険だと自分のなけなしの危険信号が全力で警戒を発してるのだ。




