六話 考査と夏休みの始まり
体育祭が終わってから約数日が過ぎた。ある日の夕方のことだった
「やばーいどうするよどうしよう」
「うっさいわよ〜」
「そうだぞ落ち着いたらどうだ」
因みに今日は、父さんが帰ってきている。いつもいないのだが今日は仕事がなかったから家に帰ってきた。いやいやそんな事を説明している場合じゃない。今自分に降りかかる不幸をどうにかしなくてはならない。そう今自分は、考査に恐れている。なぜかって応援団の事ですっかり忘れていた。期末考査があることを、因みに沢田先輩は考査どうなのか聞いたら帰ってきた言葉が
「えっするの勉強って」
「普通はしますよ」
と話していたのだ。後で名坂先輩に聞いた話によると沢田先輩は勉強しなくても学年1位を取れる実力。さらに名坂先輩は2位だそうだ。だから勉強すること自体が分からないという。希望さんには聞いてない何故ならバカにされるやもしれん。いやないか単純に聞きづらいだけ。それにしても本当にどうしよう。皆は思ったんじゃないか親に聞けばいいと、ふふふどうしろと両方共に勉強しなくて海外の難関大学に首席で合格できるほどの実力者だ。なぜなら今さっき聞いたのだどうすればいいかとその時帰ってきた言葉は
「考査そんなのあったけ」
「いや僕も覚えてないね」
「因みに聞くけど成績表の数字は」
「オール5だったよね」
「うん5以外の数字見たこと無いよね」
「あぁでも彼方の成績には3とか4とかあったね」
「最近はそうなのかしら」
嫌そうじゃないのよ。貴方方のレベルが違いすぎるのよ見たことないよ点数表に100しかいてないのだからだ。誰に相談するかな、そうだ加村なら理解してくれるに違いない。この前連絡先を交換したから連絡してみるか…いやできないこんな夜遅い時間にするわけにいかないか。もし向こうが忙しくしていたらどうするよ気まずすぎる。いや明日相談すればいいのかそうだそんなことだ
「落ち着いたかい」
「うん少し」
「良かったあと少しでお父さん狂うところだったよ」
「ごめんなさい」
「いやいいから」
「そうだよ〜気にし過ぎ」
母さんは気にしなさすぎだよ。いやお父さんのようになれとは言わないけどさ
「そうだこれ夏休み何処か遊びに行きなさい」
そう言って渡されたの現金の塊だったこんなにいらないよ
「いつも通りいないの」
「うん仕事だからね」
「そうそう仕事だからね〜」
「じゃあ友達誘っていくわ」
「えっ友達できたの」
「うんできたらしいわ〜」
「へぇ~それは良かったね」
こんな感じで喜んでいるように見えているけどかなり心配しているようだ。まぁ昔のこともあるしなとりあえず今日は寝るかな
「じゃあ寝るね」
「うんおやすみ」
「おやすみなさ〜い」
「さて飲むわよ〜」
「程々にね」
そう話しているのが聞こえてきたまだ飲むのかそして次の日
「加村勉強教えてくれないか」
「おうなんだ急に」
「いや今回勉強してなくてさ赤点取りそうなんだよ〜」
「まぁでも俺も勉強できないよ」
「へっ?」
「じゃあ一緒に残って勉強会する?」
「うんしようか」
「でも彼方は確か2年の先輩と仲いいって言ってたしそっち頼ればいいんじゃない」
「いやなんか頼みづらいと思って」
「俺には頼めてか?」
「いや加村はそのなんというか頼みやすいなって」
「そう思ってくれているならありがとう」
いやお礼言われることでもないような。とりあえずこれで約束は取り付けた。これで赤点回避がんばるぞ~といっていたあの時の自分はどれほど加村が勉強できないかを理解しておくべきだった。と後悔したのだったその日の放課後
「さて勉強しようか」
「そうだな因みに得意科目は」
「俺は体育だよ」
「それ以外は」
「ないよ」
「えっ!」
「じゃあどうするの勉強」
「気合だ」
「まじかよ」
それから何時間何日勉強したか覚えていないほど勉強したにも関わらず何もわからなかった。そうやってある日ぐてーっとしていると誰かが覗いていた
「おう何やってんだ〜」
「先輩!」
「勉強してるのか〜」
「いや中々勉強がわからなくて」
「おうそれなら先輩に任せなさい」
そう言った先輩達がへばるまでに十分も時間がかからなかった
「1年の問題ってこんなに難しかったっけ」
「まじでわからね〜」
「はぁ僕はわかったけど教えるのって難しいね」
とまぁ1名以外は全くわからない感じだっただか教えるのは苦手みたいだ。さてどうしたものかと悩んでいると
「どうしたの」
なんと現れたのは名阪先輩と希望さんだったここは頼むしか無いか
「あっいや実は」
とすべてを話した。案外簡単に教えてくれることになった。まさかの2年の先輩も教えてもらっていた。その後は毎日のように希望さんと名坂先輩に教えて頂く事でなんとか赤点を回避をするべく残り数日しごかれることとなった。そしてついに始まるまであと3日になったところで皆疲れきっていた
「さてどうしようか」
「今日ぐらいは皆であれでも食べよう…」
「あれって?」
と頭にはてなを浮かべる2年の先輩達がいた理由は地元の人間以外はあまりよる時間がなくあまり知らないあれだ。その後皆で学校から出て神社に向かい鳥居を越、横の坂のような木の板できた道を歩いた先にあるソフトクリーム屋のソフトクリームを皆で食べた。
「これ美味しいな〜」
「そうだな色んな味があるしな」
「美味しい」
「そうだな」
「明日からも…頑張ろうね」
「ハイ!」
そう声を揃えてゆってから遂にその日が来た。今日は頑張ろうそう決めて約数日を過ごしテスト返しが来たが点数は確認せずみんなが集まるまで待った。そういう約束だからすべてのテストが揃ったある日の放課後
「さて皆で見ようか」
「そうだな」
「多分大丈夫だと思う」
「私は気にする必要はない」
「偉い自信満々だな」
「じゃいくよ」
「せ〜の」
そうして開いたテストを確認すると自分には赤点はなくもちろん名坂先輩も無い希望さんはあれ固まってるなんでだろうと覗くとなんと赤点が一つだけあったのだ
「大丈夫?」
「心配しなくても大丈夫きっと」
かなり自信があるようだこれなら大丈夫だと思った。加村も1つもなかった2年先輩達もなく安全にテストを終えることが出来た。ここで解散そして家に帰って寝た
はぁ体育祭大変だった。ななんでしなきゃいけなかったんどろうチアしかも彼方くんに見られたのすごく恥ずかしかった。でも話しかけてきた時はびっくりしたなだっていきなり名坂先輩って人がどこにいるか聞いてきたんだもん。だからいつも色んな物準備している人を見ていてその人の特徴と合致するから教えてあげた。そしたら役立つ情報ありがとうってやっぱりあの時も嬉しかった。でもこの所元気がないきがしたどうしても気になっていると後ろから声が聴こえた。
「何してる…の?」
「ひゃっ!」
「ごめんなさい」
「いや大丈夫」
「あれあなたは名坂先輩ですか?」
「そうだけ…ど何で知ってるの?」
「実は友達から聞いてて」
「今からある所にいくんだけど一緒に…行く?」
「えっどこですか」
「貴方の友達のところ」
「えっなんでバレたんですか」
「なんとなく私の後輩が言っていた人に似てたから」
「そうなんですか」
「ふふでも言っていたほど近づくことに何も言わないし話を打ち切ろうとしないね」
確かにいつもの私なら近づいたら不幸になるかもしれないと言って嫌がっていたり話をしていてもすぐに話しをやめようとしていた。なのに何でだろうやっぱり何かのせいなのかのと考えてると先輩が
「行く?」
と言ってきたのでついていくことにした。中には他の人がいた一人は前にいってた新しい友達。誰だっけ他は誰だろうそのからの日々は大変だったら。人に教えるってこんなに大変なんだと思った
「何してるの」
「どうやったらわかりやすく教えられるかなって」
「それならお母さんに任せなさい」
そう言ってお母さんに教えてもらいながら人に分かりやすく教える方法を教えてくれた。こう見えてお母さんは元教師である。その後はかなり順調だったんだけど皆疲れちゃったからソフトクリーム食べた。その後は続きの勉強はせず解散した。それからいくつかたった後皆で確認したら赤点があった怒られるかと思ったけど何も言われなかった理由はわからないけど
夏休みが始まる数日前自分は宿題の量に絶望していた。夏休み一週間前にしてすごい量の宿題だこれば終わるのだろうかそう思いながら今日はあることをお願いするのだと意気込んでいた。いつもの集合場所についた
「おはよう」
「うんおはようていうかこんにちはかな?」
「どっちでもいい」
「そうだね」
「あの実はお願いがあってさ」
「何」
「いや夏休み一緒にどこかいかないかな」
「えっ!」
やばい流石にやらかしたかな、やっぱり一緒に遊びに行くってのは難しいのかな。だっていつものあんまり近づくなって言われてたし
「別にいいよ」
「へっ?まじでいいの」
「いいよ」
「あっありがとうじゃあいつか決まったら連絡するね」
「うん」
そうして話が終わりさてご飯を食べようとすると誰かがこっちに来た加村だなんだろう僕に用事なのかな
「ねぇ~彼方 墓無さん」
「何」
「夏休み一緒に肝試ししない?」
「肝…試し?」
「あれ墓無さんは知らないの?」
「うん知らない」
「えぇ〜っと簡単に言うと怖い所に行ってその怖さを体験しようってこと」
「そうなの行ってみたい怖い所」
「うんじゃあ連絡は彼方から連絡するね」
「わかった」
「ちょっと待って僕なしで話しないでよ」
「お前いかないの?」
「いや行くけど」
「けど?」
「どこに行くんだよ」
その場所によっては行きたく無い理由はこの辺には心霊スポットがいっぱいあるんだ。その中でも一番やばいのは山の中にあるトンネルで名前は旧Iトンネルと言われていて取り壊そうとしたときにたくさんの変死者が出た呼ばれる場所
「もちろんお前が一番嫌な場所だよ」
「流石にIトンネルはだめだよ」
「良しじゃあ旧Iトンネルに行くか」
「あっ」
今自分が墓穴をほったのを理解した。行くことが決定した放課後は家に帰りついた途端いつ行くかの考え始めた
そして夏休みは始まったのだった