サイドストーリー 終わりと始まり
EP5 卒業式と皆でご飯
「今日が終ったら学校では会えなくなるか」
「うん…でも大丈夫だっていつでも会えるからね」
「まぁそうだな」
「あっもう時間じゃない」
「そうだな」
そう言って二人は卒業式の会場へと歩き出したその約数時間程前ある所ではこんな会話が話されていた
「ねぇ〜あの二人ひっつくと思う〜?」
とはしゃぎながら喋る
「そ〜ね〜どうかしら」
そうゆったりとした口調で返す
「今はどんな気持ちなの〜」
「う~んと楽しみかな〜」
「そうだね楽しみだ」
「さて最後の学校だ!!」
そう言って手を上に突き出したこうして卒業式が始まりそして旅立つ者たちを後輩たちは見送るその式は歌と共に終わりを告げた
そして四人は
「ねぇ~今から皆でどっかいかな〜い?」
「そうね〜」
「たしかになでも前三年生送る会したからなあんまり金が残ってんねぇんだよな」
「それは大丈夫だって私が出すも〜ん」
そう言いながら万札を財布からいっぱい周りに見せた
「あれ〜沢田ちやんそれどうしたの〜」
「フッフッフ聞いてくれたね〜正解はためてたお金」
「でも確か何かに使うんじゃなかったの?」
「でもねぇ〜進学じゃなくなったから使ってもよくなったの」
「そういうこと…かでも使いすぎはだめだよ」
「わわかってるよねっこれなら行けるでしょ」
「そうだなでもいいのか行っても」
「花〜沢田ちゃんがこんだけいいって言ってんだから行きましょうよ〜」
「そうだなって花って呼ぶなー!」
「ごめんね〜よしよし」
「やめろやめ……ありがとう」
「素直ねぇ〜」
「あなたいつの間に手なづけたの」
「ひ…み…つ」
「取り敢えず行こうか〜」
そう言いながら四人は焼肉屋に向かってんのだった
「ここって…」
「そうね〜ひっさしぶりだね」
「何か、あったの〜」
「ここはね〜初めて名坂を連れてきた焼肉屋なの」
「そうだったんだな」
「うん」
「てかさ〜花野ってさ〜いつ前村にあつたの?」
と首を傾げながら花野に聞くすると
「う~んとあんまり覚えないかなでも確か〜」
「いや言わなくていいぞ」
「なんでかな〜あっ思い出した確か猫追いかけて〜」
「だからやめろーー!!」
「気になるからさ話してよ」
「うん…気になる」
「猫追いかけて迷子になっているのを見つけたのが初めてかな〜それから学校で見つけてそれで仲良くなったの」
そう楽しげに語ったそれに対して前村はかなり落ち込みながらため息を付いた
「はぁ〜」
「そうだったんだ」
「てかさそれを言うなら沢田先輩はどうやって名坂と会ったんだよ」
「それは簡単中学の時に休んでてプリントを届けに行った時に初めて会ってそれから色々あって仲良くなったんだよ」
「うん…大変だったその後外に出るようになって花野とも会った」
「う〜んそうだったね」
その後も四人は仲良く話しながらご飯を食べそして解散した
EP6 引っ越しは黒歴史
今現在私は引っ越しの準備のために物の整理を始めている。花野も呼んだので手伝ってもらっている。色んなところを見ていると懐かしいものがたくさん出てきた。中には見られたくない黒歴史らしきものまで出てきた。花野は今別の荷物を外のトラックに持っていっているから今なら隠せるそう思ってバレないように歩いていると背後から
「何してるかな~」
とゆったりとした口調で背後に現れた
「きゃっ!」
そう言って驚いて隠したかったものをすべて落としたそうすると花野が
「どうしたの〜」
そう言いながら拾おうとするのを見て阻止しようと声を出した
「やめろ〜!」
「うんこれって…昔の写真と黒い本?」
「あ〜あやっちまったよ」
もううなだれるしかなかったその後は作業を一度中断し花野からさっきのものについて説明を求められたう~んとあんまり覚えてないようなあるような確か黒い本は〜と考えてると勝手に花野が本を開き出した止めようと声をかけるが時すでに遅しもう中身を見ていたあれは確か
「えっこんなの好きなんだ〜」
とゆったりとしつつも面白がっているような声で話してくる
「何が書いてあったけど確かみられたくないものだったのは覚えてんだけど」
「ほらみたら思い出すかもよ」
そう言って花野から渡された黒い本を開いて見るとそこには昔描いていた漫画が書いてあった。もちろん内容は黒歴史そのもの話したくもないし見られたくもなかったそんな風に落ち込んでいると花野は
「そんなに落ち込まないで〜花ちゃん愛してるで」
と私の漫画のセリフを少しパクってゆった余計に恥ずかしくなって部屋に籠もった。そして布団の中に入って思った格好いい!どうしよう本当に惚れちゃいそうだった〜恥ずかしさもあるけどそれ以上にかっこよかった少し落ち着いてから花野のもとに戻ると昔の私の写真を眺めていた
「そんなにねぇだろ」
「あらもどってきたのね〜」
「そりゃそうだろ手伝ってもらってるのに」
「確かにね〜そうだこれアルバムに入れましょ」
そう言ってどこからともなくアルバムを取り出してその中に入れていたそれから全ての荷物をトラックに積んでトラックを送った後最後に部屋を見回るたくさんのことがあったな…
「おとう…さんいいの?」
「いいさあんなやつ忘れろここがお前の新しいお家だ」
あんなことや
「ねぇ私友達できたよ花野っていう女の子」
「そりゃ良かったなやっぱりお前は最高の娘だ」
そんな事もあったなそんな事を考えてるとあること思い出した。急いで外に向かって不自然に少し盛り上がった場所を掘るするとそこには昔のパパの写真が埋まっていた。そう確かあの時だっけ…
「おとうさん何埋めてるの?」
「ん?そりゃあれだお前がパパを忘れないためにな」
「ふ〜ん」
「ふ〜んってなんだよ反応が薄いやつだな」
「でも覚えておくいつかほりだすから」
「いつかやってみろよできないからさ〜」
「おとうさんいじわる〜」
「俺はいじわる王だからな」
そう言ってたくさん穴を掘ってどこに埋めたかわからなくしてたんだっけ。でもその後ちゃっかり埋めた場所をわかりやすくしてたな。すっかり忘れてたもしかして忘れてた事怒られちゃうかな。いやきっとそれはないかなパパも新しいお家に行こっか。そう写真に語りかけて花野が待ってる場所に向かった。そして別の日、今日は花野の家の準備を手伝うことになった。そして私はあるものを探していた。それはもちろん花野の黒歴史を、私だって暴かれたんだ少しぐらい暴いてやりたい。そういう気持ちにかられながら探すが中々見つからずにいた。やっぱりないのかな黒歴史なんてそう思いながら花野のに言われた。屋根裏の荷物を探しに屋根裏に行った。そこにはなんと黒歴史的なものがあった形状はノート外側にはゴテゴテの装飾中身を見てみるとそこには私の行動がかなりの量書かれていた例えば今日の花ちゃん少し鼻血出していたとてもかわいいとか公園に花ちゃん発見アイス食べている所をカラスが襲撃かわいいってあれ見られてたの!なんで助けなかったかは後で聞いておこう。それから一番奥に行くと更にやばいものが見つかった。それは大量の日本人形だった勢いよく叫んでしまい花野が急いで走ってきたそして
「どうしたの大丈夫」
とかなり焦りながら話しかけてきた
「いや…これなに」
「あっそれね〜よく親戚からプレゼントでもらうの〜」
そう落ち着いた口調で喋りだした
「いやなんて数あるんだよ」
そこにはたぶん五十以上の人形が置いてあった。因みにそれら全ては名坂が欲しがっているとのことで全部あげる予定とのこと。それは良かった流石に引っ越し後の家にこれがあったら安心して眠れる気がしない。てかなんで名坂は欲しがってるんだろうなそれはそれとしてここ本当に変な物が多い気がした。その後も花野の言っていたものを探していたがそれ以上に気になるものが多すぎて困る。ていうか本当にここにあるのだろうか、因みに頼まれたものはへそくり何でもお年玉をため続けたものだとか。でもどこにあるんだろうそう思って、探すが中々見つからずに探していると、頭の上に何かが落ちてきた。落ちたものを確認するとそこにはたくさんの写真だった。一枚一枚確認するとそこには昔の花野が写っていた。だいぶ狂気的だった例えばこれたぶん花野のおじいちゃんかなその人を振り回す写真、おじいちゃんは嬉しそう何だけど花野が笑顔なのが強すぎる。他には山に遭難熊を倒す我が孫と書かれた、文字の下に花野が熊を打ち倒している姿が写っている一枚の写真。怖すぎないしかも笑顔だ因みにそのくまは次の写真で熊鍋にされていた。そんな物を見ていると後ろから花野が近づいてくる音がした。急いで写真を隠そうとしたが少し遅くバレてしまった
「あの〜これはたまたま落ちてきただけでさ」
「私の黒歴史みちゃった〜」
いつもより少しトーンが落ちた落ち着きのある声でそう言った
「あっえとその」
「花ちゃん楽しいこと…しよっか」
とてつもない程の怒りの籠もった。静かな声でそう言い私は連れて行かれた。あのあと起きたことは全く持って話したくない。そして一つ私は知った花野は怒らしてはいけない。そしてなんとかその日中にすべての作業を終えて、トラック見送った後は花野と別れて私は親戚の家で数日過ごした。そして遂に新居に行く日になった花野と一緒に車で送ってもらった。初めて見た新居はかなり立派でセキュリティも頑丈更に広い庭アニメの金持ちかと言う程に広い、部屋もかなりの数があり更には倉庫、プール、これ程の家一体いくらしたのか花野に聞いてみることにしたそうすると返ってきた答えは
「値段は不明かなおじいちゃんがいつかできる孫のために貯めたお金を使って建てた家らしいんだよね〜」
とまぁあんまりわからないんだとかてかおじいさんスゴ!更に見回るとなんと地下までとんでもない家に引っ越せたな〜そして一通り見回った後花野に話しかけられた
「ふふこれからの生活楽しみね」
とこちら見ながら笑顔浮かべてゆったりと語りかけてくる。
「うん楽しくなりそう」
といつも以上に笑顔で返すまだ荷物は来てないけど新しい生活の始まりだ。




