十七話 何も無い日常?
年も開けて学校に行くのが再開した。この時期は春休みまで特に何もない。ただあるとするならテストぐらいだと思う。因みになえはもちろん帰った。たぶん今頃学校ではしゃいでるんじゃないかなそんな事を考えてると昼休みになった。さて久しぶりだし食堂に行ってみようかなそう思って食堂に行ってみることにした。でもやっぱり人が多いそのせいかかなりの列ができていた。取り敢えず並んでみたが、自分の番が来た頃にはほとんど何も残ってなかった。さて何にしようかな残っているのは揚げ餅とカレーそしてチャーハンだこの中なら揚げ餅かな
「何にする?」
「あっこれください」
急に聞かれて咄嗟に答えたそうすると食堂のおばちゃんは
「はいお会計百五十円ね」
お金を渡して揚げ餅を持ってその場を跡にした。さてご飯どうしようかなそう思いながら廊下を歩いていて教室に戻る
「おうどうしたんだ」
「実はさ食堂に行ったんだけどこれぐらいしか残ってなくて」
「それは大変だなだけど俺も実は忘れててさ」
「えっ大丈夫なの?」
「あぁ全然」
そう言いながらマッスルポーズを取りながら大事な事を必死に表現していた。さて自分も揚げ餅を食べるかなと思い、袋から出して食べてみた。食べてみて気付いたがこれきなこもちだった。でも美味しいからいっかな、その後も特に何事もなくその日を終えた。次の日も特になしその次の日もその次も特に何も無い日々は続いた。そんなある日前村先輩から呼ばれた。
「なんですか話って」
「実はな名坂と協力して三年生を送る会かっこ身内バージョンをな」
「そうですかでなんで僕を?」
「簡単だよなだって二人共に世話になってんのは後はあんたしかいなかったからだ」
「あれ花野先輩と名坂先輩ってなんか関係あるんですか?」
「あれ知らなかったけか」
「どういうことですか?」
「簡単に言うとお隣さん」
「それ本当ですか?」
「あぁ本当だよ現に何回かあったことあるらしいし」
「そうなんですね」
まさか名坂先輩と花野先輩にそんな関係があったんなんてでも待てよ
「前村先輩は沢田先輩となんか関係ありましたっけ」
「それはな実は特にない」
「ええー!」
「そうなんだよな沢田先輩とは全く持って」
「じゃあどうするんですか」
「だから私は沢田先輩と接触してみることにした」
拳を上げながらかっこよく宣言したで
「因みにどうやってですか」
「勉強を教えてもらうていで」
「まぁ頑張ってください」
「そこでお前にやってほしいことがあってさ」
そう言って封筒を渡してきた
「そこに書いてあるから後よろしく」
さらにそう言って、走り去ってしまった。前村先輩がいなくなった後封筒を開けてみると、そこには用意して欲しいものと、お金と飾りつけと開催の日時そして手紙が入っていた。手紙を読むと前村先輩は色んな事情があるため下手に買い物に行けないらしく、買いに行って欲しいと書いてあった。さらにその下にはどうしても買えないなら名坂にこの手紙を渡して欲しいとも書いてあった。よしそれなら買いに行こうえ〜っと開催日時が来週の日曜日で、飾りつけ日時が来週の土曜日だったこれなら早くないとか。そして現在は土曜日近くのお店に来た。まぁ頼まれたものはそんなに難しいことはないと思うし、ここに売ってないかなそう思って、見回ったが見当たらなかった。ここにないのかなら今度はということで土少し電車に乗ってウオンモールに到着した。ここなら流石にあると思うけどな、因みに探しているのは細長い風船と光る棒でそれ以外は事前に見つけて買っておいた。買う物が早く見つからないと来週の土曜日に飾りつけがあるので、その日には間に合わせないといけないからできるなら、今日中に見つけないと、そう思いながら店を見回るり続けていてふと思った。これ流石に沢田先輩と花野先輩に何かプレンゼント買ったほうがいいんじゃないかと、どうするでも頼まれてはないしなそんな事考えながら店の中を歩いて、探し物はすべて見つかったが、やっぱり少し心にモヤモヤが残った。本当に買わなくていいのかないややっぱり買ってこようそう思ってもう一度モールの中に戻ったさらに時間は進み水曜日前村先輩に出会った
「前村先輩用意するもの買い終えましたよ」
「おうありがとよじゃあ用意したものは土曜日に持ってきてくれよ」
「はいわかりましたそういえば勉強は教えてもらいました?」
「あっうん今教えてもらってるとこだ」
「頑張ってくださね」
「あっそっちもな」
「はい」
向こうはかなり順調そうだ。よし僕も頑張ろうそう意気込んで歩き出すと横から曲がってきた。人にぶつかってプリントがばらまかれ僕は後ろに倒れしまったいたあっ大丈夫かなそう思って前を向くと花野先輩だった
「あれ〜彼方くんじゃんお久しぶり〜」
前と変わらないのんびりとした口調で喋りかけてきた
「大丈夫ですか先輩」
「う~んと大丈夫だよ」
そう言いながらばらまいてしまったプリント集めていた僕も拾いますよと言って一緒に拾った
「ありがとう〜」
「はい」
「そういえばさ〜伊那…いや前村ちゃん見なかった〜」
「見てないですよ」
「そ〜おうありがとうじゃあね」
そう言いながら職員室に向かっていったふぅ〜セーフもしかしたらバレるかと思って焦った
「お前こんなところで何してんだ」
「うわっ!お前かよ」
「お前かよってなんだよそれよりさ明日からさあの食堂のメニューが少し増えるらしいぜ明日いかないか?」
「わかったよ」
そんな話をして加村と別れて屋上に向かっていつも通り希望さんと喋りながらご飯を食べた。次の日予定通り加村と一緒に食堂にきたどのぐらいメニューが増えたのかを確認しに見に来たでもいつもより人が多くないだってもうギッチギッチだったしそしたら加村が
「今日はやめとくかそうだついてきてくれたから飲み物買ってやるよ」
「いいのか」
「全然いいぜ、何飲む?」
そう言いながらこちら振り向いてくる取り敢えず自販機の所に行って、何があるかを確認してエナジードリンクを買ってもらった。
「にしても自販機少し値上がりしてないか?」
「確かにそうかも?」
「なんで疑問形」
「だって僕あんまり買わないからわからなくて」
「そうなんだな案外よく買ってると思ってた」
「いや全然」
そんなことを話しながら教室に戻った。そして今日はメモに書いてあった飾りつけだ。書いてあった場所にこの前買った物を持って行くとそこには名坂先輩と前村先輩がいた因みにここは前村先輩の親戚から借りた場所とのこと
「おはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
「今日は何するんですか?」
「主に…飾り付け」
「後は練習ってとこだな」
「練習ってなにするんですか?」
「あぁこの前買ってきもらったペンライト使って踊るだよ」
「なんでですか」
「だってよご飯食べてわいわい騒ぐだけじゃな足りねぇと思って考えたんだ」
「へぇ~」
「さらにペンライトを使えば暗くしたときに格好いいってなるだろう」
「確かに!」
「それと名坂に可愛い衣装を作ってもらったんだから」
「そうなんですか」
そう言いながら名坂先輩を見ると少し喋った
「衣装これどう…かな」
そう言って渡された衣装を見るとちょっときらびやかな青い服を渡されたこれを着て踊るのか、かなり大変そうだなそんな事を考えていると名坂先輩が
「嫌…だったかな?」
と少し残念そうな顔で落ち込みそうになっていたので速攻で訂正した
「いやとてもきれいだなと思って」
「そう…なの」
「はい」
「さ〜てと準備始めるか」
「はい」
そうして部屋の飾りつけに入って約三十分以上が経過したと思うだが一向に進まなかった。理由は名坂先輩以外が飾りつけヘタクソだったからで、現に僕も今さっきからミスの連続で、そのためか何度か買い出しに行った記憶すらある。やっと思いで終わらせる事ができたが外を見ると夕方だった。
「どうします今日の練習」
「う~んとこのまま続けるぞ」
「わかりました」
その後は曲に合わせての練習でとにかく動きが多く一回練習をする度に休憩を繰り返して何度かしたあと流石に夜のため解散した
「じゃあ家でも練習しろよ〜」
そう大きな声を出しながら前村先輩は手を振っていたそして家に帰ってさらに練習をしたそして今日は遂に開催日で花野先輩と沢田先輩を呼び出した。
「後輩ちゃ〜んどこにいるの〜」
そう大声を出しながら会場に入ってきた。因みに今はどこにいるかというと、床下なんでかってバレないためでターゲットが来たら知らせるためだ。そしてここからたくさんの楽しみが待っているまず1つ目
「後輩くんいませんね…」
「そうだね〜どこいったんだろう」
そう言いながらたぶん足音的に扉に近づいてきてるそして少し離れ無線機で連絡をする
「テステスこちら彼方前村先輩大丈夫ですか」
「こちら前村」
「ターゲット扉前あと少しで開けると思います」
「オッケー」
そう言い終わったの確認して無線機を切るそして上の方で
「こっちかな〜」
そう言って扉に入った音が聞こえたここですかさず床下から出て扉を閉める因みに奥では現在問題が行われていてAかBを選んで答える問題が当たりだったらパーティー会場へ間違いは氷水プールそして結果は二人共不正解だったらしい
「まさかね後輩たちにこんな事されるなんてねそれにめちゃくちゃ寒かったし」
「かなり濡れちゃいましたね〜」
そう言いながらドライヤーを髪に当てていた
「本当に…すみません」
「ま…」
「花野ごめんな」
「別にいいよ〜」
その後は会場に連れて行って皆でワイワイしながらお菓子を食べたり飲んだりした後にダンスを披露した
「本当にありがとう最高の後輩だよ〜」
笑いながらゆう
「本当に〜可愛い後輩ですよね」
「いやまぁ色々大変でしたよ」
「最後に…最高のゲスト呼んでます…」
「誰々」
そうワクワクしながら沢田先輩が言うの聞いた後ステージを見ると希望さんが現れて吹き出した
「どうしたの後輩ちゃ〜ん」
「いやちょっと」
「あっもしかして好きな子なの〜」
「違いますよ友人です」
「えぇ〜私は応援するよ」
「いや違いますよ〜」
そう必死に講義するが、全く聞いてもらえずあきらめた。最後のゲスト希望さんのダンスが終わり解散の時間になった。
「じゃあ皆元気でね」
「また〜いつかね〜」
そう言いながら先輩達とわかれた。その後希望さんら迎えが来ていたのでそこで別れた。そういえば三年の先輩達はこれが最後なのかなたぶんそういえばなんで希望さんきてたんだろうな?そんなことを考えながらその日は家に帰った。