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一緒に背負いたいすべてを…  作者: 364日のサンタ
13/22

十二話 冬の始まり

連休の大食いも終わって冬が始まり始めた。学校も今年にある行事はほとんど終わった。そう思っていたらなんと今度カルタ会があると図書委員からの連絡があった。カルタ会は百人一首を読み手と取る側に分かれるもので取る側はクラスでチームに分かれて勝負する行事で、話合いの末僕は読み手になった。それで今日図書館で読み方の講習があるらしいので、今は図書館に行く途中だ。なぜ僕が読み手なんだろう僕はそんなに声を出すのが得意なわけでもないのにそれに百人一首は読み方が独特だからなかんじゃったらどうしようかなでもそのためにも練習を頑張るか。そう思い説明を受けそして大量のプリント貰い読む練習が始まった。ただ少し読んでからギブアップしてしまいたくなった。理由は単純に多すぎるからで、取る側は取りたいものだけ覚えたり、仲間で話しあって取る札を覚えればいいのに対して読み手はすべての漢字や読み方を読めるようにしとかなければだめで、しかも覚えてない漢字が出て詰まると進行が止まってその上寿命が縮まるような恥ずかしい体験になるかもしれない。そうなったら本当に終わりだと思ったから最初はあきらめ無いで頑張ろうと思ったがそんな事は長続きはしなかった。そのため現在のギブアップ寸前に至った。本当にこれからどうしよう覚えられる気が全くしないそもそもなんでこんなに多いんだよ。

「大丈夫か?」

「んぁ誰?」

項垂れていた気が重いながら顔を上げて見てみるとかなり体の大きい生徒で胸のところについてる校章を見るに同級生だった

「君も覚えきれてないのか」

「いやまぁそうだけど」

「一緒に頑張ろうな」

「うん」

その後もきついながらに読む練習を続けていたがやはり大変で本当に覚えられなくて、どうしようかな因みに覚えられたのははなんと百札中十札だ。そしてカルタ会開催日まであと三日しかない絶望的すぎるどうすればいいのかなと悩んでいると図書館の司書の先生が出てきた

「どうしたの」

「いや実は」

そうして読み方等が覚えられていなくて不安だと先生に伝えると

「いや大丈夫だと思うよ」

「なんでですか」

「だっていざとなったらテキトウでもいいから読んでもいいし」

「そうなんですか」

「それにいざとなったら漢字は読みのついた札を使えばいいしね」

「そんなのがあるんですか」

なんと読み札自体に漢字のふりがなと読み方が書いてあるものがあるらしい。あとアドバイスとして区切りながら読むと読みやすいと教えて貰いその日もギリギリまで練習し家に帰ることにして、下駄箱に行くとそこには加村がいた。

「おぉお前も帰りか?」

「あっうん帰りだよ」 

「読み手は大変か?」

「確かに大変だよ」

「そうなのかでもがんばれよ」

「ありがとう」

そう言って加村は自転車置き場まで急ぎ足で走っていった。さて帰るろうかな帰りの途中コンビニに、よって買い物をしてると希望さんがいた。話しかけるか考えたが挨拶ぐらいなら大丈夫かなと思って話しかけることにした。でも時間帯的にどっちなんだろうなやっぱりこんにちはかな

取り敢えず話しかけよう

「こんにちは」

「あっこんにちはどうしたの?」

「いやいたから挨拶だけでもしようかなと思って」

「そう」

「あっそうだこの飲み物わかるかな?」

そう言って見せてもらったメモには飲み物の特徴の書かれた紙があった

「お母さんが名前は思い出せないけど特徴はわかるって言って書いてもらったメモなんだけど」

確かにそこには特徴の書かれたメモがあった特徴は炭酸強め、柑橘系、色は白っぽいかなんだろうあっあれじゃないかな

「わかった」

「何?」

「えっとサプライトじゃなかった」

「そっかありがとう」

そう言って飲み物売り場に消えていった。さて自分は何を買おうかなあっ新しい揚げ物が売ってる。せっかくだし買って帰ろう。家に帰ってカルタ会を明後日に控え眠りについた。次の日、学校が早く終わるので実際に読む練習と取る練習をしたいと加村にお願いされたので放課後集まることにした。そしてその場所に行くと希望さんと穂波さんと翔さんの三人も待っていた。呼んだ当の本人はまだ来てなかった。それから少し時間が経って加村も疲れながらも走ってきた

「ごめ〜ん遅れた」

「遅い」

「うん遅いね」

「クズ」

「そこまでいうか?」

「まぁ言われてもしょうがないんじゃない」

女の子三人のブーイングの嵐に見舞われる。加村まぁ二時間も遅れたら言われてもしょうがないか。やっとの思いで全員集合したので練習を始めることにした。まずは読み札と取札を分けて取札は並べてもらって読み札は適当にシャッフルして準備して並べ終えたらスタートだ。それから初めて皆の前で読んでみるとわかるがかなり難しい。テンポがうまく掴めなかったりして詰まることが多かった。そして取る方も読み方が悪いと取るのが難しくなっているような気がする。そしてそんなことを考えながら約十回以上やり続けて感想会をすることにした最初に希望さんからだ。

「私は特にないかもしいて言うなら少し読みての声が聞き取りづらい」

「私も特にない」

「俺はなんだろうな手を出すのが最速であれば取れたと思った」

「多分そんなことはないと思うわ」

「そうなの」

「嫌でも翔なんてそれで普通に取ってたじゃん」

「だとしてもそれは覚えてることが前提」

「いや私は全然覚えてなかったよ〜」

「あの〜僕の感想は」

その後何故か反射神経が良いほうがいいかそれとも覚える方がいいのか話し合いでその日の練習は終わった。次の日になり今日はカルタ会なので授業は特に無くて朝からカルタ会が始まる。チームに分かれたら各々別の教室に行くらしいが僕は二組の読み手なので教室の移動はない。なのでこの教室で勝負するチームが揃うまで待つことになっている。にしても知らない人が多いなでも読み手として頑張ろう。それから少し時間が経って開始のチャイムが鳴り自分は読み始めた。しっかり聞こえているか体が震える程不安ではあったがなんとかすべての試合を終えることができた。結果は三組の優勝だ。因みにカルタ会は教室での順位が決まり一位になったチームは体育館で決勝戦があるらしい他のチームの人達や読み手は応援しにいくか自習する事になっている。僕は自習をすることにした今度期末テストがあるからだ今度の英語は先生が今回は難しいくするからと言っていたからしっかりと勉強しておかないと完全に詰む。それ以外にも今回はかなり難しくなると聞いている。その後は復習をしていたらカルタ会は終わっていた。結果は一組のBチームの優勝で幕を閉じた。そしていまテスト勉強と宿題に追われている宿題はあり得ないほどの量が出ている。全く終わらず家で勉強していると電話が掛かってきた相手は名坂先輩だった。せっかくだったら勉強も教えてもらおうかな

「もしもし」

「もしもし今日は暇…かな」

「あっはい特にないですけど」

「ならここに来て…欲しい」

「あっあと勉強も教えてくれませんか」

「…いいよ」

そして電話が切れたその後住所が送られきたここはかなり遠いなよしバスで行こう。そう思いバスの時間を確認し外に出ると体が凍りつくような寒さのなかバス停まで歩いてバスに乗り目的地まで歩いていく、そこはしゃぶしゃぶのお店だったその近くに名坂先輩といくつかの人がいた 

「すみません遅れました」

「大…丈夫」

「久しぶり〜」

「久しぶり〜後輩ちゃん」

「あっはい久しぶりです」

なんとそこには沢田先輩、花野先輩、名坂先輩がいた因みに名坂先輩に聞いたが花野先輩と沢田先輩は仲良しとのことそれにしてもまさかの先輩だらけでかなり落ち着かない

「なんで僕を呼んだんですか?」

「いやなんとなく」

「う~んとなんとなくですかね」

「うんなんとなく」

「そうなんですかそういえば前村先輩は?」

「あぁ~前村ちゃんはね今日は忙しくって来れないらしいのよ」

そうなのかと思い皆で中に入って席につくと

「何のコース頼む?」

「う~んと今回は高いのでいいんじゃないかな」

「うんどっちでもいい」

「僕もどちらでも大丈夫です」

一応かなりお金は持ってきているそして話合いのすえ中間ぐらいの食べ放題のコースを頼むことにお金は先輩が払ってくれるとのことなのでここはお言葉に甘えることにした中に入って注文を終えてから勉強について教えてもらうことにした

「ここはこうしたほうがいいとも思うよ」

「ありがとうございます」

「おい…しい」

名坂先輩は今さっきからしゃぶしゃぶじゃなくて自分で作るソフトクリームを笑顔で見つめながらそれだけ食べている

「名坂〜これわかる〜?」

「うん?これはここをこうすればできるはず」

「はぁ美味しいねぇ〜」

「ほらお勉強ばかりじゃなくてお肉もせっかく出し食べないとね〜」

「あっありがとうございます」

花野先輩からたくさんのお肉を器によそってもらった。お肉貰ったしご飯でも取りに行こうかな。ご飯を取りにいくとそこには野菜や名坂先輩が食べていたソフトクリームやプリンを作るコーナーもあったその後ご飯探していたらかなり端の方にあった更にご飯の横にはカレーもおいてあったカレーも食べるかな豪快によそって席に戻って勉強の続きをすることにした

「あっあとここも少し違いますよ〜」

「あっ本当だ」

こうんな感じで先輩達に教えてもらいながらご飯を食べたりしゃぶしゃぶしたりしてある程度食べていると

「野菜持ってきたよ〜」 

「やった〜しゃぶしゃぶの野菜って美味しいんだよね」

「豆腐も持ってきた」

「おぉ〜流石」

野菜を山程持ってきた沢田先輩と名坂先輩にびっくりしてしまった。しかも最も驚いたのは名坂先輩の持ってきた豆腐の数である見た感じは十個以上はあるな

「そんなに沢山の豆腐食べるんですか?」

「うん好きだから」

「前から名坂は豆腐好きだよね〜」

それからある程度勉強のわからないことも終わったし勉強道具を直していくつか食べたいお肉注文して待つことにした

「へぇ〜後輩ちゃんって鶏肉好きなんだ〜」

「ハイ」

そん中感じで話し合いながらご飯を食べて解散した。

 

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