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いまごろ生成AI雑感

作者: 絵里子

生成AIは、自然な文章を書いてくれますので、上手に使えば面白い小説が書けます。そのまま使っても、辻褄の合わない小説になるので、使用に際してはそれなりの技術が必要。



この点は、飛行機や車を使う、というのとまったく変わりはありません。自動車や飛行機には運転者が必要です。どうしてもAIに出来ないことは人間がやればいい。世間では、AIが職を奪うみたいな論説があるわけですが、人間の創造性はAIにはかなわないのです。


 特に、生成AIの出現は、〆切りに追われているエンターテインメント作家には福音ではないでしょうか。現行の法律がAIの発展をはばむと聞いていますが、道具に過ぎないAIは、使い方次第なのです。


「その手があったか」と感心することはありますが、それほど才能がなくとも、アイデアがあれば文章がある程度書ける時代になりました。つまりこれからは、ある程度文章技術を身につけた人のアイデアが優れていればいるほど、面白い小説が書ける時代になったのです。


 生成AIは、文章の評価もしてくれます。わたしの作品は、「登場人物に感情移入しにくい」という評価をいただきました。心理描写や状況描写を説明ではなく、描写をしなければならないのです。『説明と描写の違いは、動きがあるかどうかで判断するのだ』と創作仲間は言います。描写は動きがあるのだとか。言われてみれば、そうかもしれません。


 生成AIで文章の基礎を勉強し、そこから発展させれば、三流作品とはいえ作品が出来上がります。このあたりは、写真や絵画のコラージュと似たところがある。

 また、AIで自分の気持ちなどをタグ付けすることにより、頭の整理がつき、自己分析にも役立つこともあります。

 なかなか便利なこの道具、それが社会にどういう影響を与えるのかわからないという点が、特に高齢者を不安にさせるのでしょう。テレビが出た時も、かなり拒否反応が出て来ましたが、新しい技術というのは大抵、頭のカタイ人たちからは嫌われるのです。




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