あとがき
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
学パロでは本命ルートとなる怜さんのお話はいかがだったでしょうか。
デスゲームシリーズ本編では涼恵ちゃんを疑っていた彼は、学パロでは彼女を支える役に回りました。
怜さん自身も、つらい過去を背負っている人です。しかしだからこそ、彼は人の痛みをよく理解出来る人なのです。自分の命より、弟の命を最優先できる人になったのです。
涼恵ちゃんも、そんな彼に惹かれていきました。きっと、初めて会った時からずっと。そんな二人の甘いような、じれったいような恋話を今回は書かせてもらいました。
みんなが思っている以上に、つらい過去を持っている人は多いです。それによって犯罪に走ってしまう人もいます。
過去は変えることなんてできません。でも、反省し、更生すると強く誓っているのならば、それを見守るのも私達の役目なのではないでしょうか。
この国は、罪を犯した人たちに対して風当たりが強いです。もちろん、反省せず何度も何度も犯罪するようならそれも仕方ないでしょう。けれど、更生したいという人に対してまで社会復帰の機会を奪ってしまうのは違うと私は思うのです。
厳しいことを言ってしまえば、再犯を増やしているのは私達の気がしてならないのです。なぜなら私達はその人の「本質」を見ず、「過去」ばかり見ているから。
涼恵ちゃんは贖罪の巫女です。贖罪、というのは「反省し、悔い改めるのならばチャンスを与える」ということです。すぐには無理だとしても、そんな社会に代わっていけたならいいのではないでしょうか。
話はそれてしまいましたが、涼恵ちゃんはそんな社会を夢見て今日も戦っています。それをいつまでも、怜さんをはじめ全員が支えていくのだと思っています。
では、あとがきはこのぐらいで。次の学パロは孝さんルートか蓮ちゃん編を投稿出来たらと思っています。
よければほかの作品も見て行ってください。感想なども気付いた時に返信するので、ご自由にどうぞ。
それでは、また別の作品で。