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城崎ガールズ  作者: モリオ
14/17

眠れなかった。

今日は刺激的なことが多過ぎた。

体は疲れているはずなのに、目が冴えている。

蓮は「明日、玄武洞で待ってるね」と言った。私は元々、今回の旅の最後に、玄武洞へ立ち寄りたいと考えていた。場所が被ったのは、偶然なのだろうか? 必然なのだろうか?

そもそも、柳の木の下で見た、蓮は? 幻覚? 幽霊? 私が思い詰めたから、幻聴を聴いていただけ? 3年前に、私の前で死んだはずである。ということは、明日、玄武洞へ行っても、蓮は現れない?

考えたらキリが無い。明日、玄武洞へ行ってみれば分かることだ。

降水確率は今のところ30%。余程のことが無い限り、チェックアウトした後に向かえば問題ないだろう。

何があっても玄武洞へ行く。心に決めていた。

芽衣を見た。天使のような優しい顔をして、ぐっすり眠っていた。

今日は色々迷惑をかけてごめんね。と、心の底で謝罪した。

1人で城崎へ来ていたら、逃げ出していただろう。

明日も迷惑をかけてしまうかもしれない。と、不吉な予感を感じた。

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