ひがんおくり
ある地方に『常露町』と呼ばれる小さな町があった。
その町には怪異が集まりやすいという。
小学五年生のとき、私は「常露町」に引っ越してきた。
クラスに馴染めない私に声をかけてくれたのは、すずかちゃんという女の子だった。
彼女は気づいてくれたのだ。私の、耳の、秘密を。
こんな話をしても誰も信じてくれないでしょうね。
けれどこれは、私が体験した本当の話。
※この作品は他の投稿サイトにも掲載しています
その町には怪異が集まりやすいという。
小学五年生のとき、私は「常露町」に引っ越してきた。
クラスに馴染めない私に声をかけてくれたのは、すずかちゃんという女の子だった。
彼女は気づいてくれたのだ。私の、耳の、秘密を。
こんな話をしても誰も信じてくれないでしょうね。
けれどこれは、私が体験した本当の話。
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