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駄竜転生~幼女様から始まるゆかいなモラルハザード~  作者: ミズタマン♪
第二章 イニティブラのダンジョン下層攻略編
28/63

28-ダンジョン≒ショッピングモール

 確かにさ、鬼が出るか蛇が出るかって言ったけど・・・流石にこれはなくない?

 僕たちがいちゃこらしながら、階段を下りた先に待っていたのは・・・


 魑魅魍魎が蔓延る、地獄絵図みたいな風景が広がっていました。


 いやまぁ血の池だとか針山だとかがあるらしい、そんなおどろおどろしい地獄ってわけじゃないけど、そこに蔓延っている魔物が問題なんですよ。

 ゴブリンを始めとした小鬼、オーガこと大鬼、サイクロップス先輩こと一目大鬼と各種鬼を取り揃えておりますショッピングモールへようこそ♪ってそんな田舎のオアシスなんて嫌だ!!


《鬼だけに鬼畜エリアってことですね?わかります》


 ぉ、それ上手いんじゃない?流石ナビだねぇ~♪


《ありがとうございます。御主人様(マスター)


 なんてダンジョンとショッピングモールの類似点をナビと一緒に議論する事で、現実逃避に走る僕をよそに、もう一人?の同行者ことエルはと言うと・・・


「わぁ~凄いね!大きい生き物がいっぱいだね!ボク、ワクワクする!!」


 そんなどこぞの野菜戦闘狂戦士みたいな事を口ずさみなら、興奮しているのか激しくピョンピョンと跳ねるエルは、今すぐにでも飛び出しそうな気配で・・・ってエルさん!?


「ちょ、エル待って!あんな如何にも強いデスみたいな魔物相手にしちゃダメ!絶対敵いっこ無いって!!」


 と声のボリュームを抑えつつ、声を荒げると言う器用なスキルを僕が発動していると、それを聞いたエルが不思議そうに、


「ぇ?あれぐらいならボク大丈夫だよ?全然怖そうに見えないもん!」


 なんて凄く頼もしい事を言ってくれまして・・・っていやいやいや無理だし!

 だって直ぐ近くに見える、小物そうな小鬼ゴブリンですら、強烈なオーラを放ちながら、


『わしゃ小鬼やけろ舐めてかかったらたまとったるでぇ?』


 そんな現役やーさんも吃驚びっくりな覇気ぷりを発揮してて、この層には僕たちが倒せそうな魔物が存在しない事は、一目瞭然って感じなのです。

 幾ら僕が名前を授け、元々のユニーク特性のある中でさらに能力が上昇したとしても、こんなぷりちぃなエルには荷が重すぎるってやつですよ。


「だ、ダメダメ!そんな無理しなくて良いから!僕のために張り切ってくれるのは嬉しいけど、それでもし怪我なんかしちゃったら、元も子もないよ!!安全第一、命大切にだよ!?」


 と説得しようとするも、エルは全然納得が言って無い様子で、ぶぅーとふくれっ面をしているのか、その体を少し膨らませつつ、抗議をするかのように僕の目の前でその卓越なジャンピングテクニックを見せつけました。これは世界を狙えるかも知れぬ!?


御主人様(マスター)、御戯れの所申し訳ありませんが宜しいですか?》


 御戯れって君ね・・そうだ!ナビもエルが納得して諦める様なそんな説得を考えてよ!


《その事についてなのですが、エルに任せてみてはどうでしょうか?》


 ぇっ!?なんでナビまでそんなことを・・・ハッ!まさかここでエルを亡き者にしようと考えてたりして!?


《・・・御主人様(マスター)、流石にそれは傷つきます》


 ぁ、ごめん。ちょっと言い過ぎたかも・・・流石にもうナビはそんな事考えるわけないよね?


《もちろんです。その時はきちんと御主人様(マスター)にバレない様に処置いたします》


 そうだよね、もちろ・・・ってちょ、ナビさん!?


《冗談です・・・それで話を戻しますが、エルに任せても大丈夫かと思います。現在のエルの潜在能力があれば、この層に存在する鬼程度なら大丈夫かと思われます。それと私がバックアップ致しますので》


 本当に冗談だよね?処置がどんなものか分からないけど、そんな事したら激おこだかんね?

 まぁそれは信じてあげるとして、んーそうだね・・・ナビがバックアップしてくれるなら大丈夫かな?


御主人様(マスター)のご期待に添えるかと思います。お任せください》


 ホントナビってかなりの自信家だけど、過信は良くないからね?

 それとバックアップって言ってたけど、どうするの?


《百聞は一見に如かずと言いますし、ご覧になっていて下さい、御主人様(マスター)


 ん、わかったよ!ぁ、でもあまりエルに無理をさせちゃダメだからね?


《了解です。それではまず・・・エルさん聞こえますか?》


「!!、ぇっなになに?どこから声がしてるの?あとお前だれ?」


《お前では無く、私はナビと申します。御主人様(マスター)ことアキクン様のあいぼ・・・愛人をさせて頂いております》


 ちょぉおお!!愛人って何さ!?ってかなんで普通にエルと意思疎通出来てるの!?


御主人様(マスター)、申し訳ないのですが、今は少しお静かにお願いいたします。エルと今後について大切なお話もありますので》


 ぁ、ぅんごめん・・・って今後って何!?っともうわかったよ。今はお口チャックしておくよ。


《ありがとうございます御主人様(マスター)・・・それでエルさん、今の遣り取りでお分かりかと思いますが、私とアキクン様は、魂の奥底で繋がっていて、大変親しい中にあります。ですので今後はアキクン様との関係は慎んで下さい》


 ぐぬぅ、何その正妻気取りな感じ!ってツッコミたいけど我慢だ僕!!


「よくわからないけど・・・ヤダ!アキクンはボクの仲間だし、それにボクのこと大好きって言った!ボクも大好きだからずっと一緒!!だからお前の言う通りにはしない!!」


 エル・・・ぐすん、なんていじらしい子なんや。


《お前では無く、ナビです。あと御主人様(マスター)、お願いですから本当にお静かにしてて下さい「ぁ、ホントごめん」・・・エルさん、貴方の気持ちはわかりました。私も貴方と同じ気持ちです。私も誰かにアキクン様との関係をとやかく言われようと、決して関係を変える気はありません。ですから、まずはその事について理解して頂きたく、エルさんの気持ちを試すような事を言ってしまいました。申し訳ありません》


「ぇ?ぁ、ぅん・・・なんかよくわからないけど、許すよ!それとおま・・ナビもボクと一緒で、アキクンが大好きなんだね?」


《はい。私もアキクン様の事が大好きです》


「ん!ならボクと同じ!だから仲間だね!!あとエルで良いよ!ボクもナビって言うし!!」


《わかりました、エル。では仲間の一人として今から私が、戦闘について少しばかり助言をさせて頂きますので、その指示通りにエルが行動して頂けますと幸いです》


「わかった!ぁ、でも難しい事はまだよくわからないから、簡単だと嬉しい!!」


《そこまで難し事は無いので大丈夫ですよ。先程、貴方に適した擬態情報を流してありますので、そちらを参考に此方の指示通りに擬態して下さい》


「ギタイ?・・・ぁ!ボクの体を変える事だね!ぇっと・・・ん、何と無くだけどわかった!!」


《エクセレント。素晴らしい理解力です。ではまず・・・》


 と何やら話は続いているみたいだけど、ナビに意識を外されちゃったみたい。

 それにしてもいつの間に擬態情報なんか流したんだか。多分だけど、さっきエルに手を翳して言語理解を高めた時にでも流したんだろうな。

 あと念話だけど・・・まさかあの自分自身の名前を連呼して、共鳴してた時じゃないよね?《正解です》嘘ん!わりと冗談で言ったんだけど・・・ってだからこっちの考えに一方的に干渉するのやめてくれないか!?

 ホント、ナビは抜け目が無いと言うか侮れないと言うか・・・まぁ頼もしい事には変わりないから良いんだけどね。


御主人様(マスター)、準備が出来ました。それではエルの活躍をご覧下さいませ》


「アキクン任せて!!ナビから教えてくれた技でけちょんけちょんにしちゃうよ!!」


 やる気が漲っているのか、あのジャンピングテクニックの技をさらに高めつつ披露しながら、エルが僕にそう宣言しました。

 正直言ったらまだ不安だけど、二人がこうして自信を持って張り切ってるんだから、応援するしか無いよね?


「わかったよ。君たち二人を信じる!でも一応言って置くけど、もし危なくなったら直ぐ逃げるんだよ、エル?それとナビも、エルが危なくなりそうだったら、僕を利用してでも、エルと一緒に逃走できるように考えてて!」


「わかったアキクン!」


《了解しました、御主人様(マスター)


「よし!じゃ二人とも頑張って!!」


 ・・・ってあれ?他力本願みたいで、なんだか僕のポジションって微妙じゃなイカ?


《問題ありません。御主人様(マスター)は、マスコット担当ですので》


 そ、そうなのね・・・どうしてこうなった!?(両手を上げ片足を上げた有名と思うポーズで)

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