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11-すれ違いから始まる恋物語・・・でもそれは一つ間違えれば、猟奇的な物語の始まりかも知れません。。。(Dead or Lover)

「それでにゃ、君がベビードラゴンになった経緯は分かって貰ったと思うけどにゃ、話はそれだけじゃにゃいにゃ。むしろこっちの方が問題にゃのにゃ」


 何やら不穏な話になるようです・・・これは身を引き締めて聞かなければいけません。


「最近・・・と言うかにゃ、今日の事にゃんだけど。君がこっちの世界に召喚された数時間後に、この世界ににゃ・・・にゃんと言うかにゃ、言い難いというか、まだウチも突然の事で上手く説明出来にゃいかもだけどにゃ・・・この世界に新たな神が降臨したのにゃ」


 ほむほむ。神様が降臨したのか・・・むむっ、これはもしやその神と他の神々ことポチたん達と一緒に戦うって言う話です?

 こりゃド定番の英雄譚が始まってしまいますぞ!

 んー正直めんどぃと言うか、この世界に来たばっかだし、もちとゆっくりしたかったなぁーと。

 まぁでもポチたんに頼まれたら断れないよね?

 よぉしぃ!ポチたん親衛隊特攻隊長としてカチコミしてやんよ!!


「ん、なるほど分かったよ。その神とポチを始めとした神様たちで戦う時に、僕に参加して手伝って欲しいって事だよね?遠慮しないで。こっちに来てまだ間もなくて、戦力としては微妙かもだけど、ポチのためなら頑張ってみせるよ!」


「んにゃ?別に戦う事にゃいにゃよ?ってかにゃ、もうその神は消失したのにゃ・・・んにゃ。でもウチのためにそこまで言ってくれるにゃんて、嬉しいにゃよ♪」


 と少し照れながら言うポチたんはかわ・・・・ってぇええ?!もうその神消失しちゃったの!?

 ぇ、嘘ん。。。ポチたんの語りを止めに入ってまで、先回りしてカッコ良く勇者みたいな事言ったのに・・・ぅぅっ、ちょっとこれ滑ったみたいで恥ずかしいぃ。

 もう!この流れだと勇者爆誕の流れでしょ!?

 その神様もちとあらがってよ!倒されるとしても、僕がポチたんにカッコ良く決めた後でお願いします!!

 正直、本音は戦いたく無かったので。蛮勇は身を滅ぼしやすいと聞きますし、他力本願が長生きの秘訣かも知れないですしおすし?


「そ、そうなの?・・・ぁ、じゃ、なんでその話を僕に?」


 頬を赤らめながら問う僕はかわかわ・・・とか思って無いと恥ずかしくて、僕の顔を見ながらニマニマしてるポチたんの顔をまともに見れないんやもん!!(ぷんぷん)


「ニャニャ。恥ずかしそうな所も良いにゃぁ・・うにゃにゃこれが恋にゃのかにゃ・・・ってはにゃ!しっかりするのにゃ。こんにゃんじゃ嫌われてしまうのにゃ・・・んにゃ、話を戻すのにゃ!」


 呆けたかと思ったら急にやる気を出したポチたん。

 ん、多分あまりの僕の不甲斐無さに呆れられちゃったのかも。

 むむっどうにか挽回して、ポチたんの好感度を上げねば!そして頭上にある猫耳ぷにぷにさせて貰うんだ!?(頭なでなでからランクアップした!!)


「んにゃ、それでにゃ。その神は消失したにゃけど、そもそもその神が降臨したのには、原因があるのにゃ・・・その原因と言うのは君なのにゃ」


 ぇえええええええええ?!何で僕!?

 僕、神様を降臨する力なんてものは流石に無いと思うんだけど・・・もしあるとしたら、そう言ったスキルとかがステータスに表記されてるはずだよね。

 んーどういう事だろうか?その辺詳しく聞けるかな??


「ぇっ?何で僕なの??僕にそんな能力ってかとんでもスキルは無いはずだよ?」


「んにゃ。確かにいくらキョオコの子供とは言えにゃ、そんな力は君には宿ってにゃいはずにゃ。でもにゃ、そうとしか考えられにゃい事があったにゃよ。それはにゃ、その神が突如として降臨し、またその存在を消失した後、最初はウチもにゃにがにゃんだか分からにゃかったけど、君がこの世界に来た事とのタイミングが余りにも良すぎて、流石ににゃにかあると思って直ぐに君の様子を見に行ったのにゃ」


 ん、確かにタイミングが良すぎるよね・・・でもなぁ流石にそれは勘ぐり過ぎだと思うけど、ポチたんが確信めいて語るから何かしら理由があるのかも?

 取り合えず最後まで話を聞かなければ。


「ん、それでどうだったの?特別僕は何もしてないと思うけど??」


「んにゃ。実はそうでもにゃいにゃ」


 そう言って首を横に振るかわかわポチたん。

 んーそう言われても、脳内ストレージの容量が少ない疑惑がある僕の記憶力だけど、それでもやっぱりどう思い返しても、この世界に来てから何か特別な事をした覚えは無かった。


「んーやっぱりどう思い出しても、神様を降臨させるような、そんな仰々しい事やった覚えが無いんだけど?」


「君に覚えがにゃくても、君自身の存在そして信仰が新たな神を生んだのにゃ。本当に覚えがにゃいかにゃ?にゃにか胸の内にある信仰心があるはずにゃよ。その強い信仰心がこの世界に作用して、新たな神を降臨したと、ウチは見てるにゃ」


 ・・・・・・ふむぅ。まさかと言うか考えたくないと言うか・・・もしやもしかしなくても、


 どう考えても虹色教です。ありがとうございました。。。


 嘘ん!?ぇーでもただ僕が勝手に信仰してただけであって、こんなのあっちの世界じゃ普通よ?ぇ、この世界では信教の自由も無いんです?

 ってそっか。信教の自由化が叫ばれて久しいのは、僕の世界でも近代に入ってからだよね。

 そうなるとこの世界ではそこら辺がシビアなのかな?ぇーでもただ信仰しただけで、神が生まれるもんなの?そうなるともうめっさポンポン生まれちゃって、この世界神様だらけじゃないの?

 とそう思い至って、その事についてポチたんに聞いてみた。


「ん、確かに信仰してたのはあるけど(言葉を濁すのは紳士の嗜みなう)・・・でもただ信仰してただけで、神様が生まれるんだったら、この世界神様だらけになって大変な事になるんじゃないの?」


「んにゃそうでもにゃいにゃ。確かにそう簡単に神は生まれにゃい・・と言うかにゃ、神に近い存在は、この世界では結構頻繁に生まれてるにゃよ。ただし、自意識を持って、強大な力を内包する神は、そうそう簡単には生まれないのにゃ。にゃぜにゃら、他の神々がそれを許さないからにゃよ。昔よりはそこまで強い排他主義ってわけじゃにゃいけど、それでもこの世界のバランスを無意味に崩さないためにも、神のなり損ないとかを間引いたりしてるのにゃ。魔王のように人々からおそれられ、この世界を脅かす存在とかが該当がいとうすると思った方が分かりやすいかにゃ」


 やっぱり魔王とか普通に存在する世界だったか。そりゃそうか。まだリーファが召喚したスライム群ぐらいしか見た事無いけど、モンスターってか魔物が居るみたいだし、その魔物が成長したり進化したりして、魔王とかになるのかも?

 ぁ、でも、神様のなり損ないとかってポチたんが言ってたから、もしかしたら魔物以外でもなれるのかも知れないな。

 僕、今はドラゴンだし、魔王に立候補してみる?なんちって☆それは無いかなぁ。

 そうなるとポチたんと対立しそうだし、それだけは絶対に嫌だね!ポチたんらびゅぅ♪


「それでにゃ。だから普通にゃら、信仰で生まれた神だったとしても、そこまで高位階では生まれにゃいのにゃ。今回の様に強い信仰の元だったとしても、魔王クラスぐらいが関の山だったはずにゃ。だからこそ今回生まれた神は、尋常じゃにゃいのにゃ」


 そんな尋常じゃ無い神様を生んだらしい僕・・・可笑しくない?

 だってそんな神様より脆弱なステータスを持っていて、幾ら僕が聡明かつ偉大なドラゴン(ポチですら言ってまテン)だったとしても、未だ頭文字に『ベビー』が付くのに、そんな巨大な存在を生めるはずが無いと思うんだけど。


「何となくこの世界の神様については分かったけど。やっぱりその話を聞く限り、僕がその神様を生んだのは可笑しくないかな?」


「んにゃにゃその通りにゃ。確かに可笑しいにゃよ。だからこそ、にゃぜにゃのかとウチなりに調べたり思索してたんだけどにゃ。その一環で君の様子を見て、あと君の居た場所に漂っていた精霊から情報を得たりしてたらにゃ・・・もう本当に吃驚したにゃよ!!」


 「本当に吃驚したんだからね!」ってな感じで猫耳がピンと立っていて思わず噛み付きそうになったのは、僕がベビードラゴンだからかも知れません。・・・いやホントに。


「ぇっと、何かあったっけ??」


 んーとよく思い出してみると・・・そう言えば女神様に抱擁されてたなと今更に思い出した、

 ハッ!そうか!!女神様が僕に神を生む力を!?

 ぅんごめんそれはないね。少し女神教(仮)は自重したいと思います。ぁあでもホント良かったなぁ。また抱きしめてくれないかなぁ。


「・・・にゃにを鼻の下を伸ばしてるにゃ・・・ハッ!そう言えばにゃ、あの時、人間の娘に抱っこされてたにゃ・・・だ、大丈夫にゃよ?う、浮気の一つや二つ・・・そ、それににゃ魅力的な存在は、みなを引き付けるものにゃ!キョオコもそうだったし、大丈夫にゃ!ウチは寛大な心で受け止めるのにゃ!!」


 とどこか無理をしている様な感じで、猫耳をぷるぷるとして、目尻に涙を溜めながら捲くし立てるポチたん。んーさっきから何を言ってるんだろうか?

 ってか女神様に抱擁されてる姿見られてたのね。って事は、今、僕もしかして笑われちゃってる?確かによく見たら、笑いを堪えてる様に見えなくもない!


 は、恥ずかしぃよぉ。。。もうお嫁にいけないぃいいい!!


「んにゃにゃ。そんにゃ恥ずかしそうにしにゃいのにゃ・・・にゃはは。んにゃ大丈夫にゃ。ウチも長い事生きてるにゃからこれくらい平気にゃよ!」


 ううっ。何だか慰められたみたいです。

 流石は年の功でしょうか?ぷりちぃなかわきゅんな見た目だけじゃなく、母性の様な包容力もあるとは・・・


「ポチたん。好き・・・」


 あわわ。つい言葉にしちゃいました。またキモイって言われちゃう!!

 ってあれ?ポチたんの様子が・・・顔を俯むけ猫耳もペタンと倒したかと思ったら、急に激しく体を揺さぶり始めて・・・って大丈夫ポチたん!?



「ッ!!んにゃぁあああああ!?もう無理にゃ!我慢の限界にゃ!!即挙式にゃ!?関係各所に連絡して直ぐに君を向かいに行くにゃ!任せてにゃ!絶対に幸せにしてみせるのにゃぁあああああああああああああああああああああああああああ!?」


 と突然、炬燵こたつから飛び出して、あらぬ方向に走り出してしまいました・・・どしたポチたん!?

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