ep3 マリン貴族学校への入学
俺は6歳になり、マリン貴族学校へ入学した
学校は王宮内にあり、多くの貴族階級の子供達が
剣技・魔導・内政・外交
あらゆる文化について学ぶ
6~10歳までは小等部
10~15歳までは中等部
15~20歳までは高等部
となっている。
小等部で基礎的な魔法と剣技を習得し
中等部で自分の得意な適正を判断し、進路を決定する
高等部で自分の適正を決定し、各専門分野への技術の向上を目指し、卒業後はあらゆる職業に就職する
俺のバン家では先祖代々、「総合職」と言う文武両道の科へ進学していた。
総合職へ進学出来る定員数は少なく、エリートコースだと巷では言われている学部だ
トゥレス
「シュカおはよう〜」
真っ赤な髪に真っ白なリボンを着けたシュカと一緒に馬車で登校する
俺の家から学校までの間にシュカの家はあるのだ
シュカ
「おはようトゥレス!今日もいい天気ね!」
うむ、さすが貴族令嬢。会話が優雅だ。
シュカが馬車に乗り、学校へ向かう
ドッド
「よお!トゥレス、シュカ!おはよう!」
真っ黒い髪が特徴的な男の子だ。
ドッドは最上級貴族カン家の長男だ。
代々剣豪として有名で、剣の世界の頂点「剣聖」を何人も輩出している名家だ。
トゥレス
「ドッド、おはよう〜」
ブギン
「よっ!お似合いさん2人!おはよう!」
小太りな天パ混じりな男の子が冷やかして来た。
ブギンは一般貴族ながら、代々軍部に置いて多くの功績を上げた一族の次男だ。
シュカ
「家が近いだけよっ!」
シュカが恥ずかしそうに言い返した
教室へ入り、各々の机へ荷物を置いた
マリンシア
「トゥレス、おはよう〜」
ぽっちゃりとした男の子だ。
そう、この物語の主人公である、次の国王になるマリンシアである。
・剣技は少し苦手
・魔力量、魔法は普通
・性格はとてもおおらかで、優しく、優柔不断で怖がりだ
・典型的な平和主義者で、争い事は好きではない
・いつも執事のじぃやとメイドのアキネにべったりである
トゥレス
「おはようマリンシア!そろそろ1人で教室へ入れるようになれれば良いね!」
じぃやとアカネを手を引かれているマリンシア
マリンシア
「だ、だ、だって、怖いじゃないか。こんなにも大勢の人が居て。」
トゥレス
「あははっ!みんな同級生だよ!しかも今年の新入生は全てマリン王国で産まれた貴族のみだよ!」
俺は少し笑い、マリンシアを和ませた
じぃや
「ぼっちゃま。トゥレス様の言う通りですぞ。明日はじぃやは教室までは来ませんからね!」
じぃやが少し厳しくマリンシアへ発言した
このじぃやとメイドのアキネ。只者じゃない。
相当な「隠密」スキル保有者だ。
オーラが違う。俺は対象の人物を見るだけで、その者の能力値をオーラとして見透かす事が出来る。
マリンシア
「それじゃあ、トゥレス、傍を離れないでおくれぇ、1人は寂しいよぉ。。」
トゥレス
「分かってるよ!マリンシア、俺が傍に居るから大丈夫!」
わぁ!と顔が明るくなるマリンシア。
マリンシアは良い奴だ。少し意気地無しな所があるだけで、周りの者を悪く言ったり、見下したりする素振りが見えない。
ある意味、「王の資質」を持っているのかもしれない。
授業は、剣技の基礎、魔法とは?から始まり
俺達、貴族達には退屈な物だった
学校へ入る前に既に習得した知識を、ただ繰り返し聞かされるだけだった
俺は学校が終わるとすぐにアーセに剣の稽古を付けてもらう
どちらかと言うと剣の方が難しい
スキルの習得はそうでも無いが、「動き」は身体に覚えさせる必要があった
魔法はイメージだから何の問題も無かった
魔力量がカンストしている俺は特にだ
頭の中で1mの火球。と思い浮かべると火球は出来る
的を見つけ、それに火球を飛ばす事、それもイメージだ
そして、そんなイメージで魔法が扱える俺は特殊らしい
《無詠唱魔導士》
1億万人に1人の割合らしい。まぁ、この世界では30億人以上の人口がある。
ざっと計算しても俺を含めて30人近くは無詠唱魔法が使えると考えると、珍しくはないのかも?とか思ってしまう。
さて、この世界の話しを少ししよう。
俺の住むマリン王国は世界の、ど真ん中にある大きな大陸である。
経済と軍事で言うと、世界3位である。
マリン王国の有る大陸の東側にも大きな縦長の大陸がある
ここが世界1位の大国だ。
特に軍事に力を入れている。
マリン王国の有る大陸の北西側にも大きな大陸がある
ここが世界2位の大国だ。
軍事にも相当な力をいれ、希少な鉱物の世界最大の産出国でもある。
マリン王国の有る大陸の南西側にも大きな大陸がある
ここが世界4位の大国だ
とても古くからある大国で、多くのユニークスキルを持つ部族が1つになった大国だ。
大きく分けると、この4国が世界を牛耳っていると言っても過言ではない。
中小国も多く存在するが、そこまでの脅威ではない。
4国はお互いに、けん制し合っており、いつ戦争が起こってもおかしくない状況であった。




