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我が忠義を捧げた王がポンコツ過ぎたので、覇道を歩かせてみた  作者: アルふぁん


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ep2 トゥレス5歳!

この世界では産まれてすぐに魔力量の測定が行われる


俺は貴族なので、王宮へ連れて行かれ、王宮内の特別な施設での測定となる

一般的には、各町の協会へ行き、魔力測定を各家庭で行うのが普通だ


「バン家の長男が来たぞ」


「どれほどの者か、見ものだの」


たくさんの貴族に囲まれ、様々な気持ちが渦巻いているのが見て取れる


バン家への尊敬の念を抱く者も居れば

バン家の没落を望む気持ちも手に取るように感じた


審査官

「それではこれより、バン家の長男、バン・トゥレスの魔力測定を行う。」

俺は大きな水晶の前に置かれた揺り籠に乗せられた


「「「スウゥゥーーーーーー!」」」

水晶は見る見る青く輝き出した


「「「ピキッ!!!」」」

急に、大きな水晶は亀裂が入った


審査官

「なんとっ…!」



「「「おぉ……!!!」」」


会場は一瞬沸き立ち、静寂に包まれた


ジス

「トゥレス。なんと膨大な…」

母ジスは俺をその腕に抱き抱え、抱きしめた


審査官

「……測定不能じゃ。青き輝きを放って居た事から、水属性の強い魔力が秘められて居る事は分かったが、水晶が亀裂を発生させた後、他のどの系統が発色したかは不明…。最上級魔道士の資質は今、証明された!バン家に賢者が誕生した可能性もゼロではない。ワシはこれより、国王へ報告へ向かう。」

そう言うと、審査官は部屋を後にした


俺は知っている。


俺は全ての系統の魔法が使える事

そして、全ての系統の魔力量がカンストしている事を。


その晩、父バン・ビデンは帰宅し、俺を抱き抱えジスの報告を聞いた


ビデン

「でかしたぞ!立派な秘書官へとなるのだぞ!我が息子トゥレスよ!」

父ビデンは喜んでくれた


そうして、1年、2年と年月は流れた


5年後


俺は庭で父が雇った剣士に剣の稽古を付けてもらう日々を送っていた


剣士アーセ

「トゥレスよ、次は魔法剣の授業だ!」

若き剣士アーセは、この世界でも珍しい剣の加護持ちだ。

アーセは父ビデンの護衛長に就任するほどの剣技の持ち主でもあった


ビデン

「アーセよ。トゥレスの様子はどうだ?」

公務の合間で父ビデンが稽古に顔を出してくれた


アーセ

「ビデン様。トゥレスは異常過ぎます。言葉で説明しただけで、剣技スキルをほぼ習得し、魔法剣も教えたばかりなのですが、既に安定させてます。剣聖を目指させる事をオススメ致します。」


ビデン

「あっはっはっ!剣聖か!それは大きく出たな!しかし、エルフ魔導大国家シシールから、トゥレスをシシール国立魔導学校へ寄越せとの連絡も来ておる。」


アーセ

「ビデン様!なりませんよ!!トゥレスをマリン王国から決して流出させてはなりません!!」


ビデン

「アーセよ。ワシも分かっておる。マリン王家に先祖代々忠誠を誓い、この貴族階級を頂き、これまで繁栄を続けたバン家。今更他国へ渡るなど、考えれんよ!トゥレスはこのまま、マリン貴族学校へ入学させるつもりだ。」


アーセ

「安心しました。私はビデン様の行く道へ、この命果てるまでお付き合い致します。」


ビデン

「今後も頼んだぞ、アーセ。」


俺は剣技にも秀でていた。

頭の中でイメージすると、大体の事は体現出来た。

異世界転生者だからだろうか?

周りの同じぐらいの歳の国王がやっと木刀で丸太を叩き始める5歳

俺は既に真剣で、アーセと打ち込みをしていた


午前はアーセと剣技の稽古

お昼は母ジスと昼食

この頃、俺には弟と妹が産まれていた

弟も妹も能力値は高いが、一般的に「高い」と言われ程に留まっている

午後からは魔法の稽古

魔法の先生も、父ビデンが用意してくれた

貴族学校の臨時職員で、母ジスの旧友だと言う魔道士シュシュだ

シュシュも大魔道士と言われ、王国内では有名な人物であった

現在は育児休暇を取り、シュシュの1人娘で俺と同じ歳のシュカと一緒に魔法の稽古を受けていた


シュカと俺はとても仲良く

シュシュの家庭は一般貴族ながら、代々魔導士を排出する良家であった


昼食時


ジス

「トゥレス、稽古は楽しい?」

1番下の妹を抱き、昼食を食べる母ジスは言った


トゥレス

「毎日新しいスキルを教えて貰えるから楽しいよ!」


ジス

「昼からはトゥレスの大好きなシュカと魔法の稽古ね、うふふ。」

ジスは優しく笑ってくれた


トゥレス

「シュカには負けられないからね!!シュカはずるいんだよ!家でこっそり先生に新しい魔法教えて貰ってるんだもん!」


ジス

「2人とも、しっかりお勉強して、マリン王国をもっともっと平和な国にしてくれる事をママは望んでるわ。」

ジスは更に優しく微笑みかけてくれた


トゥレス

「うん!俺、頑張るよ!」

昼食を終え、午後の魔法の稽古へ向かった


シュカ

「あっ!トゥレス!来たな!見てみなさいっ!」

真っ赤な髪の毛をしたシュカが杖を片手に正面へ駆け寄って来た


「「ブワァァッ!」」


シュカが火球を出した


トゥレス

「シュカ!いつもいつもずるいぞっ!それは今日一緒に習うって約束だったじゃないか!!」


シュカ

「えへへへへっ!」

シュカは自慢げに笑った


シュシュ

「はいはいっ!稽古を始めますよっ!シュカも、初めて火球が成功した位で調子に乗らないの!ずっと失敗ばかりだったじゃない?」


シュカ

「もう!ママ!言わないでよっ!」

シュカは顔を赤くしてほっぺを膨らませながら怒った


シュシュ

「はいはい。さぁ、今日は炎属性魔法の稽古よ!頑張るわよ〜!えいえいおー!」

シュシュはとても明るく、大魔道士に相応しくない程ひょうきんな先生だった

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