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住宅街(5.5)
ちょっと違う目線のお話だよ。
平穏の積み木が崩れる音がするね☆
俺は佐藤 二郎。兄の一郎と同じく新聞記者をやっていて、同じ会社に勤めている。
成績は兄の方がいつも上位で、目標は兄を越すこと。いつも悔しい思いをしていたが今日は違う。
今日はいつも通り行きつけの洋食屋に来ている。子供の頃から大好きだったハンバーグを頼んだ後だった。
なんだあれは。ドラゴンじゃないか。特大スクープだよ。この世界に存在しないものが現れたのだから。
俺はスマホのカメラの向きを急いで変え、目標のドラゴンを撮影する事に成功した。
今日こそ、今日こそ、兄を超える日が来るのだ。
俺はとびきりのスクープ記事を持って翌日会社へと出社していったのだった。
よんでくれてありがとね。
全然関係ないけど足が痛いよ。




