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発達障害の副産物

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

メンヘラですが、メンヘラは嫌われる事が分かっているので、脳内に押し込めている子の話。


私がよく知る子の一人は、人と話をするのが苦手な、内向的な子だった。本人に言わせると、口周りの筋肉が退化して、上手く動かす事が出来ないとのことだった。だから何時も思念伝達で会話を行う。

――人間観察が好きです。二次元、三次元に問わず、人の言動の節々から真意を読み解くのが好きです。とある登場人物は一見すると人と関わりを絶とうとしている様に見えるのです。でもよくよく見てみると、人を評価する時に決して見下す様な物言いをしないのです。だからきっと、あの人は人間が好きなんだと思います。ただ、無駄な熱量を使いたくないだけで。

「よく見ているね」

素直に賞賛の言葉を述べると、彼女は僅かに顔を綻ばせた。

――私はどうにも、言語系の発達障害を抱えている様なのです。だから人の話した言葉から全てを知ることは出来ません。分かり良い表現も、説明も出来ません。だから言葉だけじゃなくて行動の隅々まで見る事でしか、相手に好意を伝える事が出来ないんです。

「いい子、いい子」

発達障害の人間は、この世界を生きにくい。それでもこうして人間世界に溶け込めて、何とか生きていけるのは、彼女の洞察力故。皮肉ながら発達障害から生まれた産物なのだろう。


ある時、知り合いの神の匂いをたっぷりと纏わせて、彼女はこの社に来た。半径約三尺に及ぶ強烈な洗礼。全てを消し去る愛の印。

だから反感を買わないように、今日はひっそりと姿を眩ませた。

――梅香の君?

「なぁに?」

呼ばれたからふらりと姿を現すと、彼女は一歩前に踏み出した。距離を取るように一歩引き下がる。また一歩前に。また一歩下がる。それを三度繰り返すと、親指の爪を口に押し込んで軽く唇で食む。表情は変わらない。

――どうしよう嫌われる理由がありすぎて分からないこの間社を訪れなかったむしろ執拗いぐらいに此処に来すぎたべたべたし過ぎた湿度の高い話ばかりを進めたもういい加減うんざりだったのかもどうしよう嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌い? また虐められるの?

流れ込んで来るのは、強烈なまでの自己嫌悪。そうして拒むような見下す様な視線の数々。これを僅か一秒足らずの時間に流し込む。

人並み外れた洞察力による考察。長文を秒間で作り上げる文章作成能力。自らを殺す程の自己嫌悪または過去の辛い記憶。彼女を形作っている全てが、脳を犯す。

「嫌っては居ないよ。その考察力と文章作成能力を自己嫌悪で殺さないようにね」

「すみません。考え事を。……私も気を付けます」

ゲームします。ガチャします。お話は後で。

→結果報告でも。

すり抜けましたけど、欲しいキャラなので満足です⸜(*˙꒳˙*)⸝

来るべき時に課金します。

美味しいイベントが重なって忙しいというのは、全人類の悩みだと思うのですよ( 'ω')


並外れた洞察力を持っているので、何をすれば喜ぶか、嫌がるかが明確に分かっているので、滅多にヘラったところを見せません。

けども極度の自己嫌悪持ちなので、心が読める人には筒抜けです。


ご覧にてお分かり。簡潔に纏まった文が書けない人間です。また話せない人間です。

でも分析続けていれば、隠し通すことは出来るんですよ。

それこそ死ぬまで。


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