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宿屋をやりたかったが、精霊になってた。  作者: 佐の輔
本編 第一部~精霊の宿
74/103

 ストロー・オブ・ザ・マリッジ⑨

◤ウリイ◢


 ボクはウリイ。精霊様でもある凄い御主人様の一番の妻さ!

 …まあ、隣のダムダも同時にお嫁さんになったから、順番とかは微妙だけど、間違いなく御主人様が最初に欲しがったのはボ、ボクなんだからきっと一番の女なのは間違いないよね?

 しかも、ボクもダムダもお腹の中には御主人様との愛の結晶が既に宿ってるんだから浮かれてしまうのも無理もないんだけど。それにしても御主人様はそりゃあ奴隷だったボク達をこんなに幸せにしてくれて優しんだけど。イヤ、優しいとかそんな言葉すら生温くてもはや神様なんだけどね。でも変なところで過保護なとこがあって困るんだ。

 ボク達のお腹に子供が居るのを打ち明けてからやたらとボク達の体調を気に掛けてくれるし、その…最初は夜伽、部屋でのお相手もしてくれなかったんだ。正直、子供が出来たからもうボク達は用済みになっちゃったのかなってさ、そう言ったら慌ててたよ。フフ、可笑しいよね? 子供なんて女の一番の仕事だし、それだけの事でお腹に障るから控えよう?とか、酒は拙いんじゃあないか?だってさ。

 女の数少ない楽しみを奪っちゃヤダよって泣きついたらやっと折れてくれたよ。


「まあ、何かあってもこの宿で過ごしてる限りは大丈夫か…」


 だって言って苦笑いしてたよ。子供の為に夜伽を自粛するなんてやはりそこら辺の男と比べるもまでもなく立派だよなあ…そんな人の女になれたことに思わず笑み崩れちゃうよね。


 それにしてもボクの御主人様、もとい旦那様のストロー様は変に恥ずかしがり屋さんなんだ。ボクが外で御主人様って呼ぶのを恥ずかしがるんだよね、なんでだろう? 


「なあウリイ。何度も言うが、お前達はもう奴隷じゃあないんだし俺の召使いでもない。だから、俺を人前で御主人様だなんて呼ぶな。 …恥ずかしいんだよ」


 なんて言う。二人きりの部屋で呼ぶ分にはアレだけニヤニヤしてくれてるから喜んでくれてると思ったんだけどな。何でダメなんだろう?

 ボクの生まれ故郷じゃあ、女の人は皆そう男の人を呼んでたから当然だと思ってたんだけどね。まあ、ボクの旦那様が嫌がる事はボクだってしたくないし、ダムダを怒らせると恐いからボクも我慢するけどね。



 ◆



「よし、じゃあ行こうか」

「うん!」

「はぁい…俺ぃは少ぉしだけドキドキしますけどぉ」


 ボクは御主人様に元気な返事を返したけど、相変わらずダムダは自信なさげ。

 ダムダだってもう御主人様の立派な妻のひとりなんだからもっと自信を持った態度であるべきだよね。だから、フロントを未だにひとりで任せて貰えないんだとボクは思うよ。

 けど最近はメレン達が手伝ってくれるようになったからボク達は奥で安心してイチャイチャできるんだけどね、ムフフ…。


 今日は御主人様の宿には…あー…宿って言えばボクだって西の都ヴァンナの高級宿が2階建てだった事くらいは憶えてるんだけど、もはや御主人様の宿はもう宿とかいうレベルじゃあない気がするんだよね。前に泊まってった冒険者さんが「コレって王都の城よりも立派で高いんじゃないか?」とか言ってたし。


 あ、話が逸れたね。今日はボク達以外には誰も居ないんだ。宿を開いて初めての休みなんだよ。それもボクとダムダだけの為に御主人様が骨を折ってくれたんだよ。しかも、ボクだって未だに信じられないけど…ボク達の死んじゃった家族に会って挨拶がしたいんだってさ。その為に一昨日にはドワーフの案内でノーム様の居る地下にボクも連れて行ってきたんだ。…正直言って、精霊って御主人様が特別なだけでもっとおっかないモノだと思ってたし、そう言い聞かせられていたけど。ノーム様はまるで普通?では無いけど単なるお爺ちゃんみたいな精霊様だった。


 まるで宿のお客さんと同じように笑顔でご飯やお酒を楽しんでたんだもん。


「大丈夫だよ、ダムダ。ノーム様はとても感じの良い方だったよ?」

「そうなのぉ?」

「ああ。俺と同じで精霊としては型破り?な存在なのかもな。あ~ただ、悪い爺さんじゃないんだが、やたらと人間臭くてウリイに色目を使ってたからなあ。いきなり胸を揉まれても叫ぶなよ? 下手すると洞窟が崩れるかもしれないからな。だが、俺はエロジジイをぶっ飛ばすがな」

「え。そこは旦那様が我慢しないとぉ? 俺ぃは平気ですから。リンは暇になったら俺ぃの胸で遊び出すしぃ、それに死んだ祖父(ジジ)や里の子供達にいっつも揉まれてましたからぁ」

「え。ああ、そうなの…」


 何故か御主人様が微妙な顔をしながらフロント正面の扉を開いた。


「おはようございます。ストロー様」

「「おはようございます。ストロー様」


 宿の正面にはいつもの司祭服に戻ったマリアード様と黒衣のガイアの徒の人達が30人近くズラリと整列して頭を下げていた。マリアード様の隣には一応は新たな村の住民となったドリキャス様の姿もある。


「おはよう。マリアード…もう雪がチラチラ降ってんのに外で皆して待ってたのか? 寒いだろ」

「どうかお気になさらず。本日はストロー様が細君様両名を連れてノーム様の下に向われ、そして死者の門に足を運ばれるとのお話をお聞きし、我ら一同、ただその無事を祈ることしかできませぬが、せめてドワーフの岩穴までお供させて頂きたく参じました」

「「どうか我らもお供させて下さい」」


 マリアード様達が一斉に腕をクロスさせて膝を突いた。その熱狂的な視線は全てボクの隣にいる御主人様へと向けられている。

 無理も無いか…なにせ宿の隣にガイアの神殿を作っちゃったんだもんね。

 

「参ったな。俺は構わないけど、ドリキャス老もか?」

「はい。恐れながらどうかこの老骨めもお供させて下さいませ」


 そう言ってトレントみたいな厚い皺を笑顔に歪ませる大地の大司祭ドリキャス様。中央のガイアの徒のトップ。…流石はあのマリアード様よりも偉い人だけあって最初から平気な顔をしてるのは御主人様くらいだよ。相変わらずとんでもないプレッシャーを放っている。御主人様の前では単なる老人のような振る舞いをしてるけど、多分…ボクとダムダが支族の力を使っても勝てないような気さえするんだよね。戦士として圧倒的な強さを持っているマリアード様と違って底が見えないっていうか、あの笑顔に背中に寒気が奔るほどの不気味すら感じるくらいだ。けど、分かり切ってるのは御主人様の敵ではないことだよ。


「あ。そういや昨日覗かせて貰ったんだけどな? その神殿ってのがイマイチ分らんけどなかなかに良い雰囲気だったじゃないか。暗闇の中の照明が何ともファンタジーな感じでさ。それに、俺が貸した像をあんなに皆して喜んでくれたし」

「「…ッ!?」」


 御主人様の何気ない言葉にドリキャス様達の涙腺が決壊してしまったようだ。皆して泣きながら蹲ってしまったんだ。


「ど、どうした?」

「うぐぅ…我らは精霊様への感謝の言葉が見つからぬのです。あれ程の大恩を受けておきながら…申し訳ありませぬ…! このドリキャス…他のガイアの徒を代表して精霊様の住まうこの地にてこの身朽ち征くまで祈りを捧げまする…!」


 慌てて御主人様がドリキャス様を助け起こす。そう言えば、最初に居たガイアの徒も半分以上がもういないんだっけ。

 御主人様がマリアード様とドリキャス様に貸したっていうガイア様の像を見て一日中大泣きした後、急いで村の人達がもう使ってない暖取り用にとっていた薪や色の良い石を皆して祈りながら一心不乱に彫っててさあ、正直御主人様ですらドン引きしてたけど。そのガイア様の像を彫り終わった人達が順次訪ねて来て土下座しながら「これで我らは何の憂いも悔いも無く旅が続けられます!」と涙でグチャグチャになった笑顔を向けてお礼を言うと、ケフィアの村から足早に去って行っちゃったよ。

 その手ずから彫った像をこの世の何よりも大事な宝物のように抱きしめながらね。そんなに大事なモノだったのかな?


「む。いかん!細君様の御身体に触る。この場に長く御留めすることはできぬ。我らも行こう」

「「はっ!では参りましょう」」


 そう言って何人かの女性の人がボクとダムダに毛織物を掛けてくれた。さらに何人かが周りからガードするようにボク達に随行してくる。まるでどこかの王族にでもなった気分だったよ。ダムダはずっと「わひゃあ」とか言って恐縮しきりだったね。もっと堂々としとけば良いんだよ。


「大袈裟だなあ…そうだドリキャス老とここに居るのは皆ケフィアに留まるんだろう? 本当に住む処は要らないのか? 空き家だってあるし、なんなら新しく俺が造ってもいい。まあ、まだ出来て数棟くらいかもしれんがな」

「いえいえ、それには及びませぬ。そも精霊様が下賜して下さった我らの新たな神殿がございますし、このケフィアには聖堂もあります。それに本当の意味でこの村の中に住まうのはこの老骨を含めてここいにる半数も満たぬでしょう。安息の目的地に辿り着いたとて我らガイアの徒は旅人です故、麓の村々やこのヨーグの山を常に巡って修行を積まねばならぬものですから。そのお気持ちだけで我らには十分でございます…」


 御主人様の隣を歩くドリキャス様が目端に涙を浮かべて頭をそっと下げている。いくらこのケフィアの長老様から許可を貰ってるからってそう簡単に村に住むなら家をあげるよ? なんて言えるボクの御主人様はやはり凄いや。


 ブルガの森へと続く山道への門には門番であるゴッボさんと左右には覆面装束姿のえーと…そうだ神殿戦士だっけ?がふたり居た。3人は遠目でも判るほど楽し気に会話していた。…ちょっと羨ましい。特に覆面の人はボク達や御主人様とはあまり口を聞いてくれないからね。なんか知らないけどそういう決まりなんだってさ。


「あ!ストロー様!」


 ボク達に気付くとゴッボさんは門を避けて棒立ちになって両隣の神殿戦士は腕をクロスさせて膝を突いた。


「おはようゴッボ。ん? その手に持ってるのは…」

「アハハ…恥ずかしいなあ。その僕がナイフで彫ったんですよ。ストロー様のおかげで今年は薪が余ったもんですから」

「へえ。ブラックトロールか? 器用なもんだなぁ」

「そうですか? 参ったなあ…でも確かにディモドリさん達に見せてもよく出来てるって言われましたよ」


 ゴッボさんが木槍を持ってない方の手に乗せていたのは木彫りのブラックトロールだった。あの何とも言えない異形のボコボコ感が見事に再現されていた。へえ…人は見掛けによらないんだなあ。


「……大司祭様、私はこのゴッボと少しばかり話がありますので。大変心苦しいのですが、この先は供回りの者とストロー様に随行なさって下さい」

「えっ」

「うむ。そうだな…参りましょうか?」


 マリアード様は門の前で御主人様に頭を下げてボク達を見送ることになった。

 ボクは気になって途中で振り向くと、ゴッボさんに何やら真剣な様子で何か話すとその手に何かを握らせた。それを見てゴッボさんが飛び上がり顔を青くしている。どうしたんだろ? それに残ったガイアの徒の人達がいつの間にか取りに行ったのか遠目で見ても上質な木材と石材を抱えているし、オドオドするゴッボさんの退路をそっと先程まで和やかに会話していた覆面装束達にによって完全に塞がれていた。…一瞬だけ、ゴッボさんと目が合ったような気がしたけど。


 ボクは御主人様達に遅れないように前を向いて歩き出した。頑張れゴッボさん…。


 

 ◆


 

 ものの数分で到着したドワーフの岩穴から中へと入る。見送りに来たドリキャス様達に手を振りながらボク達は一昨日入った地下世界へと足を踏み入れたよ。


「うぅ…旦那様。俺ぃは鉱山も苦手だったけどぉ、狭いとこは苦手なんですぅ」

「そんなに怖がることないさダムダ。ねえ、旦那様。ボクにはよくわからなかったんだけど一瞬でまたノーム様の所へ行けるんでしょ?」

「ああ。っと…コレだ。二人とも俺に触っとけ」


 御主人様は愚図るダムダの頭をクシャリとやってから穴の壁を触っていたんだけど、にわかに光が漏れ出している場所を見つけ出したみたいだ。ボクに向って伸ばされた腕にガッシリとしがみつく。ダムダは迷った末に御主人様の後頭部に抱き付いた。


 ダムダのオッパイから「ぐえっ」という悲鳴が聞こえたと思った瞬間、視界が真っ白になる。

 数舜後に目を開けば、そこは一昨日に訪れたあの高台の上だった。


 そこにはあの白い髪のドワーフの娘のカモミールちゃん?だっけとムスっとした表情を隠そうともしない頭身大はある頭巾防止を被った老人、ノーム様がボク達を待ちわびていた。


「ストローよ遅いではないか!」

「悪かったてばノームの爺さん。ホラ、約束通り酒もある。今日は宿を休みにしたからな。出せるモンは全部持ってきたぞ。ウリイ、ダムダ。重たい荷物を持たせて悪かったな。降ろしてくれ」


 御主人様が今日、宿を休みにした理由ではないけど1日で出せる…というか敷地外に持ち運べるお酒は全部持ってきたからね。

 あ。流石のノーム様も頬が緩んだけど数秒で元に戻った。


「あ、あの俺ぃは…違った、わたしはダムダと申します。ウリイと同じストロー様のつ、つ妻ですぅ…」

「うむ。ミノタウロス族の娘っこだの。話は聞いておる、よろしくの」


 アレ? やっぱり機嫌が悪いな。てっきりダムダの胸に飛びついてくるかと思っていつでも支族化して光速体当たりできる位置取りしてたのに。


「何かあったのか? 俺の自慢のダムダを見ても、鼻の下ひとつ伸ばさないとは爺さんらしくもないような」

「お主…儂をなんじゃと思っとるんじゃ? 仮にも雄が…ゴホンッ!精霊の祖と呼ばれる大地の精霊ノームじゃぞ。いくら儂でもいかに麗しい娘が居たとて儂のカモミールの見てる前で手出しなどすわけなかろう。それにそのミノタウロス族の娘もお主の子を孕んでおるのだろう。尚更じゃわい。フン!」


 ダムダが自慢と言われて顔を赤らめ、ノーム様の横に居たドワーフの少女もモジモジしていた。

 正直言って、ボクは少し面白くなかったけど。


「儂が不機嫌? そりゃ不機嫌にもなるわい。お主の願いを叶える為とは言え、死者の門に行き来など本来はそもそもホイホイ行えるようなものではないんだからのう。渡りをつける為に昨日は一日中、他者を虐める事しか頭にないチュンヂーのアホめにずうぅぅぅぅぅぅっとグチグチグチグチなじられたのだぞ!? 奴め、顔を合わせるのも千年振りだと言うのに儂より数百年早く産まれたからといっていつまでも気取りおって!なんでケルのような可愛さの欠片も無いんじゃ!全く、このお主がもたらす極上の酒でも儂の傷付いたガラスのハートを慰めることは出来んわいっ!」


 そう喚いたノーム様はもう酒瓶を開けてグビグビと煽り始めたよ。


「…なんか。色々苦労懸けたようでスマン。ところで、死者の門にはどうやって行くんだ?」

「プハァ…! ん? ホレ、そこじゃ」


 酒瓶片手にカモミールに膝枕されたノーム様がボク達の居る高台のちょうど真ん中を指差すと急にポッカリと穴が開いた。黒い。どこまでも深く終わりがないような深淵にボクは怖くなった。


「怖いじゃろ? だが当たり前じゃ、気にするでない。その穴の先はガイアの奥底、死者の領域。生にしがみつくお主らが恐れて当然なのじゃからな。むしろ何も感じぬ者は危なくて通らせる事はできんわい。……間違いなく戻ってこられぬからな」

「この穴に落ちるだけ、か?」

「そうじゃ。案ずるな、精霊のお主は兎も角、連れて行く娘達は生きる者。死者の領域では生あるものは決して死なぬ。そういう決まりじゃ」


 御主人様は恐れる事も無く「そうか。ありがとうな」と言ってノーム様に礼を言うと軽い足取りで穴へと歩いて行く。ボク達は慌てて御主人様にくっついた。


「暗いな…二人とも怖いか?」

「ボクなら大丈夫!どこまでも、死者の国だって御主人様と一緒だよ!」

「俺ぃも!ちょっと怖いけど…」


 ボク達の返事に軽く笑った御主人様にノーム様が後ろから声を掛けてきた。


「この琥珀色の酒は実に美味いのぉ…!ああ、そうじゃった。その穴の先には儂の姉……のような存在である案内役のケルとチュンヂーがお主達を待っとる。あ、ケルは普段から寝とるんじゃったか? だが、大事なことだしの。言っておくが死者の門番であるケルはチュンヂーという性根の曲がったアホ女神が来るまで絶対に起こすなよ。それさえ忘れなければ大丈夫じゃ…カモミール、今度はソッチの酒を取ってくれぬか」


 御主人様は振り向かずにノーム様に向って手を振った後、ボク達の顔を見た。

 ボクとダムダは何も言わずにただ頷いた。



 そして、ボク達は互いに抱き合ってその深い闇の穴へと飛び込んだんだ。

 


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