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宿屋をやりたかったが、精霊になってた。  作者: 佐の輔
キャラ紹介・設定集
3/103

●ストロー本編:メイン キャラ紹介・設定集 Ver0.2【第二部開始時点】

2022/04/13 ※連載再開に伴いVer0.2 更新しました!

2021/07/06 ※Ver0.1 更新しました!


 ※ネタバレを多分に含みます。ご注意下さい。


 ここでは本編に登場するキャラクター、主にメイン主人公であるストローと近しい登場人物が記載されます。随時更新していく予定ですが、「お、俺は絶対ネタバレなんて嫌だ!うわああああ!」という方は本編の最新話まで読んでからコチラを見て頂く事をオススメします。



●ストロー

 異世界で宿屋(某RPGのアレ)をやりたい変わり者の主人公。転生者で後の大精霊。

 転生した際にストローと名を改める。栗毛の髪に野良着にベストという格好の若い男の姿をしている。口によく藁を1本咥えているので、親しい者からは藁男、藁の旦那などと呼ばれる。

 実は精霊としての力を持っているが無意識下でのみ、精霊然とした力の一端を発現させている。

 何でもかんでもファンタジーの一言で片付けようとする癖がある。また、どこか人間としてメンタルに欠陥を感じる厚かましさを見せる。商売人としての才能は皆無。また、この世界はいわゆるファンタジー、何でもアリだと思い込んでいる節がある為、考えなしに色々とトラブルを引き起こしていく。結果的には現実離れした力を何ともなし振る舞う為、周囲からは"精霊"だと思われ信仰の対象にすらなっていく。

 物怖じしない性格で好色ではないが節操は無い方で、相手は女性であれさえすれば種族はどうでもいいタイプ。

 後先を考えないリクエストで女神ウーンドに北ルディアの辺境の森へと送られる。初めての来客者であるボーゲンを見送った現在は、新しい場所を求めて移動。その後、ヨーグの山の峰にあるケフィアの村へと辿り着き、そこへ根を下ろすことになる。

 本編34話にてやっと自分が雷の精霊シュトロームであったことを女神ウーンドと女神マロニーから打ち明けられて知る。精霊としての力を自覚し始めたのか、人間の魔術師程度の出力はコントロールできるようになっている様子。月の精霊ルナーによって暴走したウリイとダムダを気絶させたり、ドワーフの村への移動中に金属レールを電磁気のような力で滑走。また女神ケルによって死者の門(いわゆるあの世)から地上へと打ち出された際にも自分達と地面を磁石極のように反発させて落下の衝撃を打ち消したりと多芸な真似ができるようになった。

 しかし、本来の精霊の力はこんなものではない。潜在的なリミッターによって全力を出す事は現在は不可能であるようだ。


⓪スキル・やどや

 ストローが女神ウーンドから与えられた異能の力。実際はストローが無意識に精霊の力を使って、自身が望むような空間(常世)を創り出し、操作・アップグレードする事を可能とするデバイス能力。宿の利用者の達成人数によってスキルのレベルが上昇する。建物や設備はレベルに比例して巨大化。増加していく。恐らく最終的には巨大な城か要塞になるのであろう。

 現在のスキルレベルはLV3。4階建てのホテルのような見た目になっている。また、広場側の宿屋1階の隣にはガイアの徒の神殿(※本殿)があり、既に全世界の精霊信仰者(ガイアスター)の聖地となっている。


①ベッド

 極上のベッドで利用料(銀貨3枚、もしくは相当以上の物品)を支払った者が一泊するとあらゆる状態異常・肉体の欠損や呪いや不治の病すら治してしまう。最悪、屋外にベッドひとつだけからの召喚も可能であり、宿屋内(あくまでストローの管理下の領域)でベッドを使用しない者でも一泊した者は体力と気力が全快する。ただし、空腹だけは解決せず、むしろ回復の余波で更に腹が空く。

 また、ダブルほどの大きさはないが全種族対応でどんな体格であろうとベッドに吸い込まれるようにスッポリと収まってしまう、と同時に即寝てしまう。翌朝までは梃子でも起きず、無敵状態になる。ストロー(未確認ではあるが支族も)のみ途中で起こす事が可能。


②Pゾーン ※プライベート・ゾーン

 カウンターの奥のドアからは空調暖房完備の近代的なリビング、そこから先にストローと従業員の個室部屋・厨房・風呂・トイレなどがある別空間へと繋がっているが、ストローと従業員(家族)以外は出入りできない。リビングには何故かテレビと電話がある。テレビの放送内容はストローの前世の記憶から再現されたもの。厨房には飲み物が常に供給される業務用冷蔵庫と洗い物が一瞬で消えるシンクの他、材料を提供することでレシピが増加する無限フードプロセッサーがあり、通常生活や宿屋の飲食提供の生命線となっている。まだ未確認の機能設備がある。

 ただし、この空間で過ごす1時間は外の世界での1分間となる。

 スキルのレベル上昇に伴い、訓練場と子供部屋もできたようだがまだ本編では登場していない。


③締め出し

 ストローが決めたルールを守れない、つまり敵対する意思を見せるものをストローは"出禁"として自身のテリトリーから締め出すことができる。しかし、当人は無意識ではあるが、初期設定?で宿の設定を世界にしてしまった為、ストローの怒りを買った者(大概は自業自得)はこの世界自体から弾き飛ばされ、女神マロニーや女神ウーンドといった女神の御前に突き出される。結果、ストローに締め出された者は、性格的にその手の輩が許せない彼女達に手酷く制裁されることとなる。



【支族関連】

 ストローの家族であり、支族化した人物またはその間に生まれた子供達を主に記載する。


【嫁】

●ウリイ

 ケンタウルス族の少女で登場時は17歳。元は東方にあるクー王家に使える準騎士であったが、アデクが引き起こしたクーデターにより故郷と家族を失う。その後、アデクの奴隷狩りに遭い奴隷として使い潰され、虫の息だった所をストローに救われる。

 ストローが大好きで割と性豪の部類らしい。個人的な趣向なのか、ストローをご主人様と呼びたがる(ストローが咎めても止める気配はない)。奴隷時代に自身の4本ある脚を奴隷使い達や心無い人間達から中傷されたコンプレックスから普段から大きなスカートを身に着けている。

 現在は第一子を身籠っている。

 支族化した姿は、元のやや茶系の肌が陶磁器のように白くなり、元の艶のある黒髪が伸びて銀髪が混じるトラジマ模様なった。長い耳を覆う毛も白く長くなってまるで鳥の翼のような形状になっている。また下半身は白い毛皮で覆われ、尾も馬のようなものから太いドラゴンの尾に変化している。

 支族の能力はあらゆる物質を貫通できる光速ダッシュ。恐らくだが、Pゾーンと地上間ですら貫通できる模様。

 


●ダムダ

 ミノタウロス族の少女で登場時は15歳。元は中央と東方の境にあるテバの山里でひっそりと暮らしていたのだが、アデクの悪漢達に村を襲われ奴隷として連れ去られる。ウリイと同じ経緯でストローに救われた。

 変な訛りと一人称があるが、極度の緊張下だと標準語になる。種族的なものもあるが、大変に破壊力のあるダイナマイトボディの持ち主。

 現在はウリイと同じく第一子を身籠っているが、死者の門でのダムダの両親の話から子供は凶暴な変異種として生まれる可能性が高い。

 支族化した姿は髪がピンクからエメラルドグリーンに近いブロンド。ショートヘアだったがウリイと同様に長髪になり、頭の角は石のようなブレード状に。肉体はやや筋肉質になってツル植物のような文様が手足と腰回りに現れている。

 支族の能力はムラゴラド曰く、強制の言霊。大声で叫んだ内容を対象に強制または発現させる能力だと思われる。この力は対ムラゴラド、リレミッタ戦で遺憾なく発揮されている。しかし、ダムダにはかなり負担が大きい能力のようである。


●リレミッタ

 スナネコ族の屈強な女戦士でストローがケフィアに向かう際にデスルーラ、レミラーオと共に出遭い、数日間同行した。その初日に詫びとして添い寝をすることになったのだが、色々あってストローを自身の雄として認識してしまったようである。半年振りの再会時、戦士としてアデクとの大戦に参加することのジレンマとウリイ達への嫉妬でストロー達に襲い掛かるが和解。ストローの3人目の妻となった。

 支族化や能力については第二部で明らかになることだろう。しかし、生身の状態でも妊娠よって十全に支族の力を発揮できなかったが支族化したウリイとダムダと同等以上に戦えるほど強い。



【ガイアの徒関連】

 精霊信仰者(ガイアスター)に与する人物群またはストローに対して絶対の忠誠・信仰を持つ人物を主に記載する。



●マリアード

 ケフィアの追放司祭。後のに友愛の聖マリアードと呼ばれる人物。

 普段はとても柔和で穏やかな表情をしているが、節々で鬼も泣いて逃げ出すような殺気を放つ狂信者としての面も持っている。ストローには寛大を通り越した態度で接するが精霊として並々ならぬ信仰を寄せており、ストローを害する者には容赦しない。

 追放というよりもアデク教に嫌気がさして出奔し、ガイアの徒であり覆面の精鋭ブラザー・メイジとして暗躍していた過去を持つ。生粋の武闘派であり常に外套の裾に金属製のワンドを隠し持っている。その戦闘能力は凄まじく、間違いなくケフィア近辺では最強格の人物でもある。また、その時代ごとにガイアの徒で最強とされる冠位“魔術師潰し(メイジ・マッシャー)”すら持っている。ケフィアの大穴ドラゴンホールを生身で降りていくという人間離れした身体能力を披露した。



●ブラザー・ダーズ

 マリアードの側近の神殿戦士。常に装束と覆面で覆われた大男。無口だが村人から宿のジャーキーを分けて貰うのが最近の嗜み。過去の経緯からアデク教と恐らくはそれに伴う略奪行為に強い恨みを持っている。ガイアの大地の技と凄まじい怪力を誇る。


●シスター・ベス

 マリアードの側近の神殿戦士。女性であり、村に着いたばかりのウリイやダムダの世話を一時的に焼いてくれた場面もある。公の場、聖堂でのマリアードの仕事をよく手伝っている場面が多く見られる。


●ブラザー・タボ

 仕立て屋のナルカンとして普段は諜報活動をしているマリアードの部下。定期的にストローの護衛任務にも就いている。

 本編登場時にボスミオと共に自身が手掛けた作品をストローに受け取って貰い、その感謝の言葉に耐え切れず涙している。


●ブラザー・ぶち

 ケフィアの麓、アンダーマインに常駐している神殿戦士のひとりでマリアードの部下。ヒョウ系の獣人だと思われる。過去に殲滅魔法を使用したムラゴラドを直接目にしているようでムラゴラドを過剰に警戒していた。


●ドリキャス

 ケフィアへと移住したガイアの徒のまとめ役である老人。大地のガイアの徒で大司祭というかなりの権威をもった人物。実際にマリアードより立場は数段上である。オリハルコン製のガイアの胸像を貸してくれたストローに対して他のガイア徒共々完全に崇拝している模様。



【ケフィアの住人】

 元からケフィアに住んでいた人物や新たな住人となった人物を主に記載する。



●デスルーラ

 正確にはケフィアに定住してはいないが、スナネコ族の戦士。元は過去のアデクの獣人狩りと戦った傷で隻腕であったが、ストローの宿に泊まった(強制)ことで完全に治癒した。

 アデクへの復讐に燃えているが、仲間の思いやりも強い面倒見の良い男である。



●ラズゥ

 ケフィアの長老にして実年齢百を悠に超えるドラゴンスレイヤー、オーディン家の末裔。ケフィアは彼とその従者の一族とで築いた村である。

 正確には女神によって召喚された人間を超えた存在である為、超高齢の割にとても元気が良い。世話役のエイを孫娘のように思っている。

 ムラゴラドがケフィアに現れた一件で結果的に待ちわびた家族との再会を果たす。現在は村の代表を誰かに譲り、旅立った家族を追いかけたいと思っている様子である。



●エイ

 ラズゥの世話役をしている体力の無い娘。他所の街で針子をしているビイという双子の妹がいる。元は奴隷商に捨てられた孤児で、エイはラズゥに。ビィはマリアードに預けられることになった。

 獣人のデスルーラとは恋仲であるようで、彼が遠征中はよく落ち込んでいる場面が見られる。


●チクア

 ラズゥの玄孫にあたる元気いっぱいの少年。親のウイナン達の居るアンダーマインではなくケフィアで暮らしている。悪友に同じく村の子供の少年ナウマと少女マンモがいて常に3人で行動しているようだ。


●スンジ&ギュー

 ケフィアの夫婦でスンジはアンダーマインへと降りる山道への門番をしていた。宿飯の常連で大酒飲みの酔っ払い。夜番を息子に代わってもらう事もあるが、その度に妻であるギューから耳を引っ張られて引きずり出されるのが日常となっている。実はスンジはラズゥとは血縁関係にあるのだが、本人は面倒臭がって目立った要職にはつかなかったようだ。


●ゴッボ&ピラ

 ストローが初めて接した村人がゴッボであり、ブルガの森へと続く山道の門番だった。食が良くストローの宿で出される料理が彼の癒しだった。ノーム邂逅時に意外にも彫像の才能が判明してしまったせいで妻のピラ共々、現在は家で多大な作業をガイアの徒から依頼され軟禁状態にある可哀相な人達。


●メレン

 気風の良い赤毛のイヌ系獣人の女性。ウリイ達と同じく元は鉱山送りにされた奴隷だった。周囲からは女将さんと呼ばれ頼られる女傑で商才もあるようだ。何かと人手の足りない宿屋を率先して手伝ってくれる好人物。


●リン

 まだ幼いネコ系獣人の少女。鉱山奴隷と共に保護され、ケフィアで暮らし始める。ダムダの胸によく悪戯をする。


●クリー

 線の細い薄幸の少女。鉱山奴隷と共に保護され、ケフィアで暮らし始める。ただ、アデクによって捕らえられた獣人達の中で何故人間である彼女がいたのかはまだ明らかになってはいない。


●ディモドリ

 元ブラックトロール達の代表の男。妻と息子と娘を持つ。人間の姿へと戻してくれたストローと自分達を受け入れてくれたケフィアの村人に深く感謝しており、日々真面目に汗を流して働いてくれている。



【ケフィア外】

 既にケフィアを離れた、または今後本編に深く関わる人物を主に記載する。



●エリック

 北ルディア中央を統べるトリスモンド王国の第四王子。後の賢王エリックと呼ばれる人物。

 登場時の年齢はまだ14歳と成人前の少年である。聡明であり、今後の国の成り行きを案じている。


●ライヲン

 トリスモンド王国の第二王子。フルネームはライヲン・ダイン・トリス。

 王家の問題児であり、ハゲにデブと見た目はあまりよろしくないが槍を振らせれば北ルディアで一、二を争う武人であり、それと同時に極端な獣人好きでもある人物。王位には微塵も興味を持っていない。自称妻の愛獣人に王宮使用人のメイリックス、他多数が彼の側に仕えている。


●ヴェトロ

 トリスモンド王国の軍拡派の第三王子。彼だけは南方の王族特有の褐色の肌に翡翠の瞳を持っている。実母の王族の名を持ち、フルネームはヴェトロ・バルカ・トリスである。

 王宮の懐古派とは敵対しており、理由はアデク教との癒着である。だが、本人はあくまでも軍備に利用しているだけであるようだが、強化対策として周囲の村々から精霊の遺物であるミスリルを供出させていることがより国に対する反意を強めている。

 彼が次の目的地をケフィアに定めたことで世界は大きな変換点へと向かうことになる。


●マーポー

 老王、マーポー・フリケス・トリス。トリスモンド現国王。皇太子を亡くしてから目に見えて失意に沈んでおり、ほとんど公の場所に出ることがなくなった。


●ジョイス

 トリスモンド皇太子、ジョイス・ベル・トリス。故人。

 聖暦202年某日にて病死。誰しもが次期国王と期待する優れた人物であった。だが、彼の死にはアデク関係者が関与しているとの噂が流れている。


●ムラドラゴ

 西方の王都ヴァンナから各地に名を轟かす伝説の大魔術師。かつて精霊ドライアドから宿り木を植え付けられて完全な不老不死となった事で精霊に恨みを持っていたが、ストローの宿を利用したことで不死身から超人レベル(不死でないが生半可なことでは死ねない)までに改善された。

 自決用の広範囲殲滅魔法“太陽は昇る(ライジング・サン)”“墜ちた太陽(サン・ドロップ)”を使う。


●ロトスアン

 魔力障害による異常体質である赤く光る髪を持った少女。ムラゴラドに拾われた弟子で補助魔法を得意とする。

 ケフィアの一件で生還したムラゴラドとは師弟を超えた関係になり、再会を約束して共に旅立っていった。


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