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他所の世、語り  作者: 寝癖
7/7

剥がれたメッキ①

「そんな…事故で?…」

「どうしたの?お母さん」

「いや…なんでも無いの…少しあっちでミカと遊んでいて」

「わかった‼︎」

「これから…どうすれば…」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これはまだ、旅を共にする人と出会う前


(完全に迷った)

森を歩くブレットは、頭を抱えた

(しまった、やはり地図をケチったのがダメだった)


ブレットがこの森を探索していたのには訳があった


3時間前

路銀がまた底に近づき、ギルドに訪れたブレット

依頼書の中から一日二日で終わり金払いの良い依頼を探す

しかし、そんな都合の良い依頼書は無く

取り敢えず金払いの良い依頼を探す


すると、新しい依頼書の中に幽霊調査と書かれたものが三枚も

幽霊調査の1番古い日付は三日前

日が経つにつれて金額が上がっている


当然と言わんばかりに1番高額の依頼書を手にとりカウンターへ

内容は、近くの森に出る幽霊の調査

報酬は10000ロウ


森を探索するための道具も節約と

地図も買わず森へ入っていった


そして現在

日も暮れ、そろそろ本格的に帰らないと野宿する事になりそうな時間帯

足元の悪い中出口を探すも一向に見つからない


と、不意に何処かから声が


「おーーい」

少女の声が聞こえあたりを見渡す

すると声の主である少女を見つける


もしかしたらこの森に詳しい子かもしれない

一抹の希望をかけて少女に歩み寄ると


「ねえねえ、あなた迷子なの?」


「あぁ、この森に少し事情があって入ってみたんだがね、君は誰だい?」


「私はニコって言うの!」

「ニコか、良い名前だね」

ブレットは警戒させないように微笑みながら答えた


「そうでしょ!ねえあなた、名前は?」

「私はかい?名乗る名前は持ってないんだ、ごめんね、私のことは旅人さんとでも呼んでくれ」

「うん!わかった!ところで旅人さん、迷子なら私の家に寄って行く?もう日も暮れてるし」


(やはり、森に詳しい子供だったぞ!ビンゴ)

予想通り出会ったニコという少女は森に住んでいるようだ


街までは帰れなくとも、野宿をするよりはマシだろう

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