幕間 トイレ戦争
2人が町についた日の話です。
今ぼくはとても困っている。
何に困っているのかと言うと、あまり言いたくはないことだがトイレだ。
視界が共有されているせいで、トイレで偶然視られてしまうかもしれないと思うと、彼女が起きている間には行きたくない。いまはまだそこまで限界ではないが、できれば早めに済ませておきたい。だが彼女はまだ寝ない。
今私はとても困っている。
何に困っているのかと言うと、あまり言いたくはないことだがトイレだ。
この世界のトイレは転移者のおかげで一応便器があり、上下水道も通っているので、そこについてはあまり困ってはいない。困っているのは視界が共有されているせいだ。彼がまだ起きているせいで、偶然にでも視られたらどうしようと思うと、
そろそろ限界なのに行くのをためらってしまう。
う~早く寝ないかな~?
早く寝てほしいな~と思っていると、彼女が部屋から勢いよく飛び出してしいった。どこに行くのだろうと思っていたが、彼女が…まぁどことは言わないが押さえていることからトイレだとわかった。当然ぼくは焦ると、頑張って目を閉じ、眠ろうとするが、まぁ目に視える映像が気になってしまい、眠れない。
早く眠らなきゃ!と思っても眠れず、最終的に眠りの魔法を使って強制的に眠った。
ダメです。もう無理、といれいく。
私は限界に達してしまいそうになり、ついに恥を捨て、トイレへと走る。途中で私がトイレに行こうとしているのを察したのか、レイルは目を閉じたようだが、正直本当に寝ているのかは怪しい。なんで怪しいかと言うと、私がそちらの立場なら眠れなそうだからだ。トイレにたどり着き、扉を開け、少しのためらいのあと、まぁ…した。
そのあとは、普通に部屋に戻って寝た。
朝早く、夜明けと共に魔法の効果がきれ、目を覚ました。すぐに確認するが、なんとか漏らしていない。だがほぼ限界だったので、先ほどの彼女よりも必死にトイレへと駆け込んだ。
その後、とてもリラックスした状態でトイレを出ると、叶よりも先に食堂へ行き、ご飯を食べるのだった。
何故か頭に浮かんできてしまったトイレ回