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万代のロボット

 みんなが妖し達と必死の攻防を繰り広げている時、背後から「ガシャン!ガシャン!」という、大きな音が近付いてきているのが聞こえた。妖し達や俺達は背後から聞こえてきたその音に気を取られ、一時戦う事を止めた。

 背後からは、全長六メートルはある木製の人型のロボットのような物が現れた。

 そのロボットのような物から声が聞こえてくる。

『ワシがヘルプブレイドに来てやったぞい!』

 それは源安さんの声だった。

 どこからこんな物を持ってきたのかわからない。人型の胸の部分には墨で黒々と、『万代』と書かれている。

 なんだかよくわからないが、とにかく凄いテクノロジーだ。突然、現れたそのロボットのような物を、その場にいる全員が呆然と眺めていた。

 ロボットのような物(名前は万代)は、手にしていた銃のような物の先から火を放ち、妖し達に放射している。妖し達はその火炎から逃れようと、必死になって走り回っている。

 源安さんは調子に乗りながら、火を放って妖し達を追いかけ回している。

『さぁ!ここはワシらに任せて、先を急ぐんじゃ!』

 だが、万代に火を着けられた妖しの一匹が、万代の足元に引っ付いてきた。万代の足元にも火が燃え移る。火は徐々にと上の方にも燃え広がり、胴体部分にまで延焼し始めた。

『いかん!エスケェプじゃ!』

 万代の胸の辺りが観音開きになり、中から源安さんが飛び降りた。万代の腕や足である木製の筒の部分からも、次々に人が飛び出してくる。よく見れぱそれは、あの荷を運んできてくれた大門さんの子分の人達だった。

 源安さん達に向かって、追われていた妖し達が迫る。しかし、源安さんは万代の火炎放射器をを脇に抱え、妖し達に向かってまた火を放とうとしている。大門さんの子分の人達も協力して、一緒火炎放射器を抱えていた。火炎放射器からはまた火が吹き出してきたので、妖し達はまた逃げ惑う事になった。

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