妖怪大戦争
魔王の拠点まで近付いていくと、カリン達が待っていた
どうやら先行して、拠点の様子を探ってきたらしい。俺達が見付かってないかも、確認してきているらしく、拠点にはほとんど動きが見えなかった事も伝えてくれた。
妖し達はやほり将軍の軍勢の対処に方に、ほとんど出ているのかもしれない。問題は魔王が拠点にいるのかどうかだ。
拠点は山の内部の大きな洞窟だ。入り口にはちゃんと見張りがいて、背の高い人間の体をした牛の頭の妖しと、馬の頭の妖しが左右に、さ立っているらしい。洞窟の入り口の脇は崖壁になっており、見張りに見付からずに奇襲するのら難しいと言う。
だがカリンは、
「私が見張りの妖しを消しますので、すぐに後から来てください」
と、言っていた。
しばらくしてから、拠点の入り口まで行ってみると、確かに見張りはいなかった。
死体もないので、どうやったのかはわからない。流石、忍者だ。
それから、拠点の内部に突入していく。内部に入ってもしばらくは見付からなかったのが、たまたま居合わせた妖しに、流石に見付かってしまう。奇襲であっさりとその妖しは倒す事柄できたが、騒ぎ聞き付け中から多数の妖し達が現れた。それらとたたかっていると、さらに多くの妖し達が現れる。もう妖し達との大乱戦になっていた。
上半身だけの大きな骸骨や、頭が人のデカい蜘蛛、頭は猿身体は虎尾は蛇の妖し、包丁を持った人相の悪い婆、雪女や、ただ小豆を洗っているだけの貧相な爺など、まるで妖怪見本市だ。
仲間が、みんな奮闘している。特にワタナベさんが扱う銃火器が、かなりの威力を発揮している。洞窟は天井が高く横幅も、大の大人が七、八人手を広げたぐらいの広さがあるので、爆発物なども効果的に使える。徳田さんの働きも凄い。大身の槍を振り回し、縦横無尽に駆け回っている。カリンとミツハの姿がまた見えなくなっていた。暗殺や偵察が得意のスキルなので、本格的な戦闘には参加しないみたいだった。
みんなが必死に戦っている中で俺は、小豆を洗っている奴と一進一退の攻防を繰り広げていた。手にいっぱい握った小豆を振りかぶって投げてくるので、当たると凄く痛い。




