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妖怪道中膝栗毛

 藪の中から現れたのは、話には聞いていた(あやか)しという奴だった(妖怪みたいなもの)。烏天狗(からすてんぐ)のような妖しと、鬼っぽい妖し三匹だ。

「ここはワシラが支配しておる山だ!貴様等、人間が入る事は(まか)りならん!」

 烏天狗っぽい奴が言ってきた。

 側にいたカリンが、「東の方ではこういう妖し達が増え、人間を困らしているんです」と、こっそり話してきた。

 考えるよりも早くにプロヴダが、馬から飛び降り(馬に乗っていた)妖怪達に向かっていった。

 妖し達はいきなり向かってきたプロヴダにビビっている。だが、すぐに気を取り直したのか、鬼三匹がプロヴダを迎え打とう前に出てきた。鬼達は体長2メートルを越していそうな巨体をしている。それが三匹もいるので、前に出て横に並ぶと壁のように見えた。その鬼達が手に金棒を持ち、プロヴダを待ち構えていた。

 側まで走ってきたプロヴダに向かい真ん中の鬼が、金棒を振り下ろした。プロヴダはそれを左に素早く躱す。今度は左にいた鬼が金棒を振り下ろした。プロヴダはそれも素早く躱すが、今度もまた真ん中の鬼が金棒を振り下ろしてくる。プロヴダはそれもなんとか避ける。プロヴダは反撃のチャンスが掴めないのか、鬼達の攻撃を避け続けるしかないようだ。三匹とプロヴダの間で、モグラ叩きの様な攻防が続いていた。

 アーリエが火球を放つ放つ為に、呪文の詠唱を始めている。火球が大きくなり、それを鬼達な向けて放とうした瞬間、いつの間にか前に出てきていた烏天狗が、持っていた扇を俺達に向かって振った。すると、扇からはもの凄い突風が巻き起こる。その風でアーリエが作っていた火球は掻き消されてしまっていた。

「フハハハッ!どうだ、人間共!このまま崖の下まで飛んでいってしまえ!」

 烏天狗は扇をそのまま仰ぎ続けた。嵐のようなもの凄い突風が、俺達を襲ってくる。本当に吹き飛ばされそうになるぐらいの突風を喰らい、その場で踏ん張って堪える事しかできない。なんとかプロヴダの加勢をしないと、彼女もいつか倒されてしまいそうだ。

 そんな時、ある出来事が!?

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