新たなる出会い②
倒れていた人物は男性だった。
その男性が起きて、すぐにそんな事を叫びだしたので、診にいった人も戸惑っている。『どうしたらいいんですか?』といった感じで、こちらの方を伺っていた。
ニニギが馬に乗ったままで、男性の方に近付いていく。
「……倒れていらっしゃったようですが、どうされたのですか?」
男性はそう尋ねられても、『ポカ~ン』とした顔をしているだけだった。そんな感じなのでニニギも、どうしていいのかわからず困っているように見えた。
突然、男性が「ハッ!」とした顔になり立ち上がった。
「アナタ方は誰でありますか!」
いきなりそう叫んでいる。
「我々は『スメラギ神国』からやって来た使者であります」
ニニギが真面目腐って答えた。
なんだかよくわからないやり取りが続いているが、俺にはなんとなく察しがついていた。
その男性の見た目なのだが、髪型はスポーツ狩り、痩せた体付きで(という筋肉質かも)、身長は180センチぐらい。年齢は20代後半から30代前半辺りに見えた。そして、男性の服装なのだが、上半身は濃緑色のTシャツ、下半身にはベージュをより濃くしたような色のブカブカのズボンを穿いている。足元はブーツだ。
明らかに別の世界からやって来たような格好だ。
「……さっきまで倒れていたので混乱してるんじゃないですかねぇ?落ち着くまで僕達が保護した方がいいんじゃないでしょうか?」
俺はみんなに、そう提案してみた。
「貴方様がそう仰るのなら、我々はそれでも構いませんが……」
と、ニニギは言ってくれた。
そんな訳で、この一行に奇妙な仲間が一名加わった。




