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新たなる出会い
王都を出発して、何日目かが過ぎた天気の良い昼下がり。平原の真ん中にある、見晴らしの良い道の上を進んでいると、誰かが路上で倒れているのを発見した。
最初はただ何かが転がっているようにしか見えていなかったのだが、近付くにつれそれがどうやら『人』だという事がわかってきた。行き倒れだろうか?
俺達はその倒れている人から少し離れた所で歩くのを止めた。使者一行の中でも一番身分の低い者が、その倒れている人の様子を観にいった。
ちなみにだが、神国とこの国とでは使用している言語が違う。しかし、俺には彼等の言葉が普通に理解できている。アーリエ達には流石に理解が出来ていない様だった。これも翻訳スキルかなにかのおかげなんだろうか?
観にいった者が倒れている人の側に寄り声を掛けた。俯せで倒れていたその人は気を取り戻したのかモゾモゾと動きを始めた。
そして、ムクリと起き上がるとすぐに周りをキョロキョロと見渡して、
「ここはどこでありますか!」
と、叫んだ。




