VSコカトリス!
コカトリスの頭の天辺までの高さは2メートルぐらいはありそうだ。頭には鶏冠があり、尾羽に当たる部分からは尻尾が飛び出していて、それが太い蛇になっていた。
コカトリスは羽をバタつかせ、メチャクチャに鳴いて、こちらを威嚇をしている。
アーリエとプロヴダが武器を構えた。俺はコカトリスが飛び出してきた事にビックリして、尻餅を突いていた。
コカトリスまでの距離はまだ10メートルぐらいはあったが、相手はこちらに向かい勢いよく走り出してきた。一番近くにいるプロヴダに向かい、突進してきているみたいだ。
プロヴダはコカトリスが突進してくるのを、その場で逃げずに待っている。自分にブチ当たる寸前、横に転がり突進を躱した。
コカトリスはそのまま通り過ぎた後、クルリとターンをして、プロヴダに向かいまた突進してきた。プロヴダはそれも横に転がって躱し、今度は躱し様に下から斧で払い上げた。
コカトリスは胴を切り裂かれ雄叫びを上げる。だが深手ではなかったのか振り返り様、前蹴りを浴びせてきた。プロヴダは横へステップしてそれを躱した。しかし、コカトリスの尾である蛇が噛み付こうと襲いかかってくる。なんとか噛み付きを斧の柄で防いだ。
その時、やっと魔法の詠唱を終えたアーリエが、炎の塊を横合いからコカトリスに向けて放った。
コカトリスは炎の塊の方に身体の向きを変え、全力で翼を羽ばたかせ掻き消した。やはり威力が弱い……。
その機を逃さずにプロヴダは、ジャンプをして斧を真っ逆さまに振り降ろした。コカトリスは身を捻ってその斬撃を躱したが、着地と同時に薙ぎ払ったプロヴダの二撃目が、またもや胴を切り裂いた。
断末魔のような雄叫びをまた上げたが、まだ諦めようとはせず、尻尾の蛇で攻撃を仕掛けてくる。それを予測していたプロヴダは斧を振って蛇を切断した。
コカトリスがとうとう力尽き、地面に「ドウッ」と音を立てて倒れた。
プロヴダが地面に倒れたコカトリスの首に、止めの一撃を加えた。




