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女神サハテの神殿

 次の日、神殿へ行く所定の時間になったので、アーリエと一緒に宿を出た(まだ宿泊する予定なので、部屋は残してある)。

 街の中を歩いていくにつれ、視界には背の高い建物が見え隠れしている。アーリエが、「あれが『記憶が覗ける巫女』がいる神殿です」と教えてくれた。


 神殿の前に辿り着いた。神殿は白亜で石造りの立派な建物で、街の中でも特に目立つ建築物だ。どうやって作ったのかわからないが、石を複雑に組んで造っている。神殿を正面から観ると、真ん中の部分だけが高い塔の様な造りになっており、左右の部分がだいぶ下がっているシンメトリーにな建物になっている。

 俺たちはアーリエを先頭に、開けっ放しになっている両開きの扉がある出入口から中に入る。すると、すぐその側で受付の様に立っていた男性がいたので、アーリエが声を掛けた。男性は縦長の帽子を被り、青色と白色が基調の聖職者のような服装をしていた。もしかして、この人が『他人(ひと)の記憶を覗ける』という方なのだろうか?と思ったのだが、どうやらその人ではないらしく、記憶を観てくれる人は神殿の奥で待っているそうなので、その場所までこれから案内してくれると言っていた(そういえば、アーリエは神殿の巫女と言っていたので、この人であるはずがなかった)。

 ひとまず案内をしてくれる男性の後を付いていく。神殿の中はけっこう広く、しばらくは黙々と後を付いていった。途中で白い薄手の衣服を纏った女性達と何度かすれ違ったが、その人達は、この神殿の主でもある、今から俺たちが会いにいく、『記憶を覗ける巫女』の身の回りの世話をしたり、儀式の手助けなとをしたりする為に神殿に勤めていると、案内してくれている男性が話してくれた。

 やがて、辺りが一面石造りの小さな部屋までやって来た。その部屋の正面には両開きの扉があり、案内をしてくれていた男性が、大きな声で中に入る事を呼ばわってから、その扉を両手で押し開いた。

 開け放たれた扉から、更に進んで中に入る。そこは大きな空間がある部屋になっており、先の方には、これまでにも何度かすれ違った時に見た女性達と同じような衣装を着た、少女がすんなりと立っていた。

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