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生物の本能
俺の魂の訴え(?)がみんなの心に響いたのか、俺の意見が一応通る事になった。
俺が責任を持って、彼を見送る役目に就いていた。
結局、お目当ての風俗店には行く事ができなくなり、夕暮れ時でもうすぐ閉まりそうな城門の側まで二人でやって来た。
「アナタには世話になってしまったな。お礼に何か差し上げたいのだが、今は差し上げれるような物を持ち合わせていない。だから、何か特別な能力を差し上げたいと思っているのだが、何がいいだろうか……?」
なんだか光るハゲのような事を言い出した。能力って、特殊なスキルのみたいなやつだろうか?それなら喜んで頂きたい。
「しかし、不本意だが私が『淫魔王』と呼ばれているように、生物の本能に携わる能力しか与えてやる事しかできない……」
生物の本能に携わる能力ってなんなんだろう?『淫魔王』って呼ばれているぐらいだから、シモ関係の能力の事だろうか?ならば以前から、ずっと願っていた事があった。それは……。




