ハイパーキモオタタイム②
俺が試しにちょっとだけ剣を振ると、衝撃波のような物が剣先から飛び出し、洞窟の壁に大きな斬り傷を付けていた。これならいけそうだ!
魔王は俺の只ならぬ雰囲気を感じとり身構えている。
俺は魔王に向かって突進した。少し踏み込んだだけのはずだったのだが、凄い勢いで俺と魔王との距離が縮まった。
魔王が例の『獄炎』を繰り出し牽制してくる。俺はその上を軽く飛び越え、ジャンプ斬りを魔王に浴びせた。相手はそれを片手で止めた。そして、俺ごと壁の方へと投げつけた。俺は壁際に激突する前にクルッと一回転して、壁に着地。そのまま、相手の方へ跳ね飛んだ。
漫画のような凄まじいバトルが展開されている。離れて見ているアーリエからすれば、
『キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン』
と、いったぐらいにしか見えていなかったかもしれない。
一通り魔王に攻撃を浴びせ終わると、背後に飛んで一旦距離を取った。俺は今の攻撃の応酬で、何個所か傷を負っている。魔王の全身にも、いくつかの切り傷を負わせていた。
俺の身体からは、まだエネルギーが迸り続けているが、後、どれだけ時間が残っているのかわからないので、早く決着を付けたい。
俺は剣を構え息を長く吐いた後、前を睨みつけ、再度魔王に向かって突進した。




