第33話 モー娘をデビューさせろ!
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また、本日は執筆三ヵ月達成記念ということで、「魔王様にテンセイ!」「ドラゴンリバース 竜・王・転・生」「転生したらまさかのスライムだった!その上ノーチートって神様ヒドくない!?」の三つの物語を全て更新したいと思います。第一段はこの「魔王様にテンセイ!」です。ドラリバ、まさスラともどもよろしくお願い致します。
「レディースアンドジェントルメン! 今日はリーンハート嬢のライバルが登場する初めてのコンサートだぞー! 今日この日、このコンサート会場に来れたみんな!最高にラッキーだぞ!さあ刮目せよ!」
「「「「「うおおおお―――――!!」」」」」
<小人族>のリリナが今日も絶好調な司会ぶりを発揮している。
「ものすごく盛り上がってますな!」
オースティン商会の会頭ゼブル・オースティンははしゃいでいた。
リーンハートのライバルを出すという話を初めて聞いた時、リーンハートの人気が分割されて下がるのではと心配していたのだが、新太の自信満々の説明と清楚なお嬢様風のリーンハートに比べて愛嬌、可愛さ、妖艶さを重視するという話だったのでOKを出した。
「リーンハートちゃんを応援するか、ライバルの娘を応援するか、それともみんな仲良く応援するか、それはみんなの心で決めてくれー!」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「グループ名は『モンスター娘』だ」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「さあ、みんなで呼んでみよう! 大声で頼むぞ!」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「せーの!」
「「「「「モンスター娘――――!!」」」」」
会場のお客さんが大声でモンスター娘を呼ぶ。
「「「みなさん初めまして――――!!」」」
舞台に飛び出て来たのは、正しく魔物の「ハーピィ」「サキュバス」「アークエンジェル」の姿をした娘達。
「ハーピィのハーちゃんです!」
「サキュバスのサーちゃんでっす!」
「アークエンジェルのアーちゃんでーす!」
可愛さ前面、一番背の低いハーピィのハーちゃん。
妖艶担当、ボン・キュッ・ボンのサキュバス、サーちゃん。
グループで一番のお姉さん、アークエンジェルのアーちゃん。
「うおお――――!」
「か、かわいい!」
「美人過ぎる!」
「す、すげー!」
「あ、あの翼どうなってるんだ!」
「本物見たいだ!」
「本物だったら・・・どうする?」
「ばか!そんな訳ねーだろ!」
会場が爆発的テンションに包まれる。
あまりにも衝撃的な格好。
どこからどう見ても本物の魔物に見えるクオリティ。
どの娘も超が付くほどの美人で、リーンハート嬢に勝るとも劣らないレベルだ。
完全に可愛い系、つぶらな瞳とオレンジの髪をボブカットにしたハーピィ、ハーちゃん。
可愛さと綺麗さの融合、大きな目に紫の髪が天然パーマチックにくるくるしている、エロ可愛いキレイなサキュバスのサーちゃん。
切れ長の目とロングストレートの黒い艶髪が美しい、完全知的美人お姉様のアークエンジェル、アーちゃん。
「そして、もちろんこの人、オースティン商会が誇る最高の歌姫、リーンハート嬢の登場だ―――――!!」
「「「「「うおお―――――!!」」」」」
「今日も最高だよリーンハートちゃん!」
「最高に綺麗だよリーンハート!」
「結婚してくれリーンハート!」
「馬鹿野郎!リーンハートちゃんはみんなのアイドルだぞ!」
今日もリーンハートは大人気であった。
事前に販売するリーンハートグッズも大人気で完売が続出していた。
特にリーンハートの顔を描いたうちわが人気で、いの一番に売り切れた。
だが、モンスター娘たちの姿は登場まで秘密にしたかったので、事前グッズは販売していない。コンサート終了後に初めて販売する。
もちろん、それぞれの娘達のイラスト3種類を全て買うと握手できる権利付きだ。
お客様の懐具合の問題もある、コンサート後のリーンハートグッズの売れ行きが一時的に落ち込むのは仕方ない。
「さあ、最初は初デビューのモンスター娘の歌を聞いてもらいましょう!どうぞー!!」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
一度リーンハートが舞台裏に下がり、モンスター娘たちだけになる。
「ハーちゃんです!」
「サーちゃんでぇす!」
「アーちゃんでーす!」
「「「みんなー!私たちのデビュー曲、聞いてください!」」」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「デビュー曲は「彼女になりたいっ☆」です!」
「みんな、聞いてねー!」
「応援よろしくね!」
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「ハーちゃんカワイイ!!」
「サーちゃんたまらねー!!」
「アーちゃん美人過ぎる!」
そして三人は音楽に合わせてダンスしながら歌い出す。
「ドゥッピドゥピドゥピ、ドゥッピドゥピー」
「あ、あ、あなたの彼女になりたいなっ!」
「届けこの片思い♡」
「いつかあなたの隣で歩ける日を夢見て~」
「ドゥッピドゥピドゥピ、ドゥッピドゥピー」
「あ、あ、あなたの彼女になりたいなっ!」
三人そろってダンスもバッチリ! 目に横ピースを当ててウインクバチコン!
「可愛すぎるぞ!」
「あの羽、マジで動いてね!?」
「どうなってるんだ?」
「オースティン商会の魔法技術凄すぎる!」
いろんな驚嘆や歓声が飛び交う。
「いやはや、すごい大人気ですな! これほどとは!」
オースティン商会の会頭ゼブルは頭の中でグッズの売れ行きなどを計算し出したのかステージ横にもかかわらずホクホク顔になる。
そしてモンスター娘たちの歌が終わると、今度はリーンハートが登場し、歌い始める。
「「「「「うおおおお――――!!」」」」」
「やっぱリーンハートちゃんサイコー!」
「リーンハートキレイ!」
「リーンハートかわいいよー!」
「リーンハートちゃんの歌は癒されるぜ!」
どちらかと言えば、リーンハートの歌はバラードに近い。
先ほどのモンスター娘たちのようなポップなリズムとは違う。
「むうっ・・・」
「あなた、どうしました? せっかくリーンハートがお歌を歌っていますのに」
「いや、先ほどのモンスター娘たち、リーンハートのかなり強力なライバルになりそうだと思ってな・・・」
「そうかもしれませんが、だからこそしっかりリーンハートを応援しませんと」
「そうだな!」
そう言って周りの観客に負けない様に大声でリーンハートを応援する両親。
実はいつもVIPチケットをオースティン商会紹介で特別に優遇しているのだ。
両親は両手にリーンハートのうちわを持って大きく振りながら応援するのだった。
今後とも「まおテン」応援よろしくお願いします!
(自分で愛称呼んでます(苦笑))
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他にも投稿しています。
転生したらまさかのスライムだった!その上ノーチートって神様ヒドくない!?
https://ncode.syosetu.com/n2026ew/
ドラゴンリバース 竜・王・転・生
https://ncode.syosetu.com/n1684ew/
よろしければぜひご一読頂けましたら幸いです。




