根菜の葉のはなし
スーパーで売られている根菜は、たいてい葉が切られています。それが輸送やら何やらのためだということは、当然知っています。
が、あえて言いましょう。
葉つきのまま売ってください!
ニンジンの葉はちょっと苦みが強いんですが、天ぷらにするとその苦みがかえって味になります。酒のつまみにぴったりとは父の話。天つゆよりも塩で食べるほうがおいしいみたいです。
ウサギを飼ってる人がいたら、えさにするのもお勧めです。中学の時、部活仲間のNちゃんちによく持って行きました。いや、ウサギってすごいですね。あんなに体も口も小さくて、なのに食べるスピードがもう。たくさん持ったニンジンの葉があっというまに胃袋に消えていく様は一見の価値ありです。
そしてカブと大根の葉! これがもう、とってもおいしいんです。
まず、下準備として軽く茹でます。冷めたらラップで包んで冷凍しておくと後で色々使えます。最もお手軽な使い方は刻んで味噌汁の具にすること。豆腐と大根葉の味噌汁は栄養バランス的にもなかなかいいものです。
そして何よりおすすめなのが菜めし! うっかり食べすぎるくらいにおいしいんです、これが。
まず、葉は茹でた後に細かく刻んで水気を絞っておきます。
それをごま油でいるようにして炒めて、塩としょうゆとお酒で味付け。あれば油抜きをした油揚げを小さく切って一緒に炒めます。すっかり水気が飛んで炒め終わったら、炒りごまをたっぷり混ぜます。
で、これをご飯に混ぜるだけ。カテゴリとしてはまぜご飯になるんでしょうかね。
カブや大根は、実というか根の部分は淡色野菜ですけど葉っぱの部分は緑黄色野菜なんですよね。なのでビタミンもカロチンもたっぷりです。さらにカルシウムもたっぷり! 捨てるにはもったいない食べ物なのです。もういっそ葉だけで別の商品として売ってくれないかなあなんて思ってます。