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あのとき月のこと

作者: Soraきた

さっきの言葉の意味を考えてた

しばらく考えたあと

キミに尋ねてみた

最近はそんなことが続いているな・・

キミには言えないけど


凍える月は

気づけば、今も

やさしく微笑んでくれている


「あのときのこと、覚えてる?」

たしかそんなだったかな

最後のほうは

トーンダウンして語りかけたキミの言葉

『覚えているよ・・』と

言いかけて止まった


僕の中のあのときは

キミと出会って

はじめて海に出かけたとき

月夜まぶしいときのこと


キミの「あのとき」は

残念ながら、理解できていない


駅からの帰り道

ふと公園に寄り道して

ベンチに腰掛けた

見上げた空

今日はめずらしく寒かったね、と

僕は問いかける

キミも空を見上げて

ふぅーと息を漏らした

それは

今日は珍しく寒かったね、の感想とは

まったく違う意味のことだろうと


しばらくはこのままでいよう・・

この沈黙に耐えきれず

どちらかが

「最近、疲れてるから仕方ないね」と

言ってみても

そうだよねと返す

どちらも同じ意味でいる

そんな自信はあるから











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