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カーナビとの深夜のランデブー4

女友達は腕を組んで、

さっきまで笑ってたのが嘘みたいに真顔になっとった。

「……お経だけ効くって、

ほんまに“そこ”におったんじゃろうな」

「せやな。

あの感じは、なんか……

“古いもん”ってより“今のやつ”って気配やったわ」

「今の……?」

「だってさ、

現代語訳のラップでも効くんやで?」

女友達が目を丸くする。

「ラップで効く幽霊おるん……?」

「おるんやろなぁ。

アップデートされとんねん、きっと」

そう言いながら、

俺は片目つぶってウィンクしてみせた。

女友達は一瞬ぽかんとして、

次の瞬間、吹き出した。

「……あんた、ほんま変なとこで余裕あるなぁ!」

「いやでも、考えてみ?

般若心経の“意味”が効いとるんやったら、

言語とか節とか関係ないってことやろ。

ラップでも届くってことは」

女友達が続きを待つように、

少し身を乗り出す。

俺は肩をすくめて、

軽く笑いながら言うた。

「幽霊にも音楽わかるやつおるんやな」

女友達はしばらく黙って、

そのあとゆっくり笑いながら首を振った。

「……あんたのそういうとこ、嫌いじゃないわ」

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