生姜焼きは、やっぱり美味い
「おい……起きるのだ…………」
「んーっ……おはよ……」
いつの間にか寝てしまっていたようだ。もう外を見れば日が昇っていた。
しかし……なんでこんなに寝れたんだ? なんか柔らかい感触が……しかも、なんでこの位置にシェラの顔があるんだ?
「……」
「……」
シェ、シェラの膝枕だったのか⁉︎ 俺、結構だらしない顔してた気がするんだけど⁉︎ あぁー恥ずかしい……
「お主、顔が赤いぞ? どうかしたのか?」
「うっ」
十中八九、シェラのせいだよ!で、でも結構、いや死ぬほど良かった。こんなこと言ったら怒られる気がするので言わないでおく。
「よし、食事にしようか!」
「そんなに膝枕か嫌だったのか?」
「えっ、いや、そういう訳では……」
「そうか、そうだったのか」
くっ、ここは俺の分が悪い。退散だ。
そうだ、よし、食事の準備を口実に……そんな悲しそうな顔をしないでくれ。俺の良心が痛む。だが俺はそんな考えを仮面ラ○ダーアク○ルみたく振り切った。
「そんなことより、飯の準備するぞ。食べるんだったら手伝えよ」
「任せろ」
「じゃあ、食材をとってくるか。シェラ、手分けして調達するぞ」
「分かった」
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さて、これから少し中心部に近づこうと思う。
無謀だって? そんな言葉知らんな。
全ては、美味しい肉のため!手段は選ばん!
実際は、シェラから、飛ぶ魔物がいないところを教えてもらっただけだが……そんなことはどうでもいい。
空爆、空爆だっ!
ちとやり過ぎた。森がボコボコになってしもた。
自然治癒に任せよう。やったことの責任は取らない!
魔王だからだ! さてと、肉を持って帰ろっと。
普通にシェラに怒られた。
魔法の練習だとかいって、修復させられた。
もうMPキツい……いや、飯だ。飯を食えばなんとかなる。
DPで調味料を出してっと……手軽に出来るやつが良いんだよなー。そうだ、あれにしよう。
まずは肉を5mmくらいに切って、焼く。そしてDPで出した
生姜チューブ、醤油、酒、みりん、砂糖を適量入れ、ソースを作る。焼きながら、ソースを馴染ませたら……
生姜焼きの完成だ!
昔一人の時よく作ってたな〜。うん、美味い。
あの頃と同じ味だ。シェラのほうは……
「美味い、美味いぞ⁉︎ 焼いた肉に汁をかけただけなのに、こんなに美味いとは……」
うんうん、満足そうで何よりだ。
「ふぅー、美味かった」
「お主! このようなものをまた、食べれるのか⁉︎」
「お、おう」
シェラさんや、圧、圧が凄いです。
「ふふっ、やはり契約して正解だった」
……なんか、段々と素のシェラが出てきてるな。
なんだか妙に嬉しい。
「何だ? ニヤニヤして。気持ち悪いぞ」
「ヘイヘイ、すいませんね」
おっと、もう夜だ。
昨日めちゃめちゃ寝たはずだが、凄く眠い。
明日、ベットとか交換しても良いかもな……
「シェラ、おやすみ」
「おやすみ」
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朝だ。朝食は、昨日の残りを使って、パンと挟んだものにした。ちなみに、パンはDPで出した。
やっぱり、肉はパンとあうな。
ふぅ、満足。
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今日も、魔法と飛行の練習をした。
魔王という種族は、全ての魔法に適性があるらしい。
魔王、超ハイスペックやん。
最近は、五感を強化する魔法の練習をしている。
単純に便利な魔法だ。
ん?なんか聴こえてくるな……。
いっちょ、行ってみるとするか。




